2016年09月03日

【八千代市の幼稚園】高津幼稚園

【追記】
平成28年度から認定こども園になりました。
どんなことが変わったのか?変わらないことはなにか?など、子ども園全般に関することも含めて、高津幼稚園についてレポートで紹介しました。

⇒2015年09月17日 八千代市にも続々!「認定こども園」に移行する幼稚園

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【追記】2016.9.3
★来年度の入園に関する情報をまとめました。

≪見学会≫
【開催日】2016年9月5日(月)・6日(火)・7日(水)・8日(木)・9日(金)
【時間】いずれも10:15〜
≪体験入園≫
【開催日】2016年9月14日(水)
【時間】13:45受付、14:00〜開始(入園説明会同時開催)
※ミニ運動会を行います。
≪入園説明会≫
1号認定&2号認定希望の方/
【開催日】2016年9月14日(水)
【時間】13:45受付、14:00〜開始
2号認定希望の方(お仕事をされている方)/
【開催日】2016年9月10日(土)・17日(土)
【時間】10:00〜11:00
※お仕事をされている方で、上記日時の都合が悪い場合は個別にご相談下さい。
≪運動会≫
【開催日】2016年10月1日(土)
※詳細はお問い合わせください。
※未就園児の競技は11:00過ぎ頃を予定しております。

≪願書配布≫
【日時】2016年10月14日(金)9:00〜配布開始
※小動物園を同時開催します。10:00〜15:00(12:00〜13:00休み)
※応募多数の場合は願書配布を打ち切る可能性がありますのでご了承下さい。

≪入園面接≫
【面接日】2016年10月22日(土)
保護者とお子様ご一緒に簡単な面接を行います。今年度も混乱を避けるために、面接予約書を10月14日(金)から受け付けます。願書の中にある面接予約書を10月19日(水)までに提出して下さい(FAX・郵送可)。
※10月20日(木)までに時間をお知らせ致します。
≪入園受付≫
【受付日時】2016年11月1日(火)9:00〜

★体験入園・入園説明会申込み方法
見学会は事前のお申込みは不要です。
体験入園及び入園説明会につきましては、事前のお申込みを受け付けております。直接ご来園いただくか、お電話(047-485-1809)またはFAX(047-485-7880)にて、以下内容についてご連絡ください。
<お申込み確認事項>
@希望参加日
9月14日(水)(体験入園&入園説明会/1号認定&2号認定の方)
9月10日(土)または 9月17日(土)(入園説明会のみ/2号認定(お仕事をされている方))
A保護者氏名                               
Bお子さんのお名前(ふりがな)・性別
Cお子さんの誕生日               
D連絡先電話番号(あればFAX番号)                   
E来園方法/徒歩・自転車・自家用車のいずれかをご連絡ください。


2007-09-15
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運動会も近くなってきたこの日、高津幼稚園の駐車場からは先生の掛声と園児の元気な声が響き渡る園庭の様子がうかがえました。
八千代市役所から八千代台までを結ぶスーパーカスミのある通り沿いにあるのですが、細い道を入った先に門があるので思いのほか静かな立地です。道路側からは、絵が描かれている建物が印象的ですが、こちらは旧園舎だそうで、今はその奥に立派な新園舎があります。

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今日は10時から見学が出来るとのことでしたが・・・ちょっと遅れて10:15に園へと到着。「ちょうど漢字の特別保育を行っているところです。どうぞ!」と、3歳児クラスへとお邪魔しました。

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高津幼稚園では特別保育というカリキュラムがあり、絵画・音楽・知能・安全体育・パソコン・英語・石井式漢字が通常保育の中に組み込まれているそう。初めて目にする漢字の授業、一体どんな様子で子供たちは勉強しているのかしら?書き取りとかを学んでいるのかしら・・・?

と、思いきや、お行儀よく椅子に座る園児の前には、鉛筆もノートもありません。黒板に向かって、ひたすら先生のお話を聞いているのです。
「赤頭巾ちゃんは、“お婆さんの耳は、なんて大きいんでしょう!”と言いました。狼は“それは、赤頭巾ちゃんの声がよく聞こえるためさ。・・・」と、先生は絶妙な言い回しと、身振り手振り、加えて漢字の書かれた紙を、次々の黒板に貼り付けていくのです。
「赤頭巾」「お婆さん」「耳」「狼」・・・子供には難しいんじゃないか?と思うようなものまで含まれています。狩人がお腹をハサミでチョキチョキの「ハサミ」まで、「鋏」という紙を貼り付けながらお話をしている!!とっさに出されても、私、読めるかしら・・・。

赤頭巾ちゃんのお話が終わると、先ほどの漢字から6つほどチョイスして、黒板に並べます。そして子供たちに、これは?これは?と聞きながら読ませるのです。一人に指すわけではなく、みんなで声を出し合って、正解が出ると先生が「そうー!当たりー!!」と盛り上げます。さらに、ひとつを隠して「ここはなんだっけ?」、みんな机に伏せさせている間に漢字を2つ入れ替えて「何が変わってる?」、全部の紙を裏返しにして「ここはなんて書いてあった?“森”の下の字はなんだっけ?」などなど、読ませるだけではなく記憶を使ったことも織り交ぜていくのです。

それも、かなりテンポよく。

ええ??3〜4歳の子供たちでしょう??しかもすごーく集中していますし、声を出して夢中になって先生との対話を楽しんでいる様子。

そのあと、実際に赤頭巾ちゃんと絵本が一人一冊ずつ配られるんです。教室の後ろにいる私たち見学者にも配られましたが、読み仮名はふられていません。小学校低学年の教科書くらいの文字に、ダイナミックに描かれた赤頭巾のイラスト、それを「人差し指さんの準備はいいかなー?」と、文字を指で追いながら、みんなで朗読していきます。

数ページの絵本を読み終えると、「ではお外で遊びましょう!」と集中の糸がパチンと切られ、わー!!と子供たちは廊下へと出ていきました。イスはちゃんと机に入れて・・・。10分程度のことなんですが、内容は充実、子供は集中。こういう漢字の勉強の仕方なんだ!と、最初持っていた印象とあまりに違うので大変驚きました。

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ご覧になってみていかがでしたか?と、副園長先生。
「漢字を書かせたりすることはしないんです。目的は、本が好きになってもらえるようにすること。本嫌いのきっかけというのは、大抵読めない漢字がたくさん出てきてしまうからです。この時期のお子さんというのは、右脳を使うんですよ。だから、漢字もカタチ・イメージでとらえる。難しいと思える漢字のほうが特徴がありますから、逆に覚えやすいみたいですね。
この下駄箱やロッカー、靴に書く自分の名前も、すべて漢字で書いてあります。自分の名前が分からないんじゃないかとご心配されるお母さんもいらっしゃいますが、かえって漢字の方が覚えやすいようです。お父さん、お母さんが色々考えて心を込めて名付けた漢字です。同じ読み方でも、漢字にすると違っていたりしますよね。子供たちに朝出席をとるときには、紙に漢字でフルネームを書いたカードを見せながらお名前を言うんです。自分の名前だけではなく、お友達の漢字まですぐに覚えますよ。
ひらがなは結局記号です。3文字の名前だと、3つひらがなを覚えて初めて分かりますが、漢字なら一つで事を為します。虫の意味を指す漢字は虫がついていたり、日本語ならではのおもしろみが漢字には隠されています。無理やり書き取りさせて漢字を覚えさせるのではなく、子供の興味を引き出して、本を楽しく読めるように手助けをする。この特別保育は、子供の力を引き出すきっかけなんです。決して押しつけて単純に知識を覚え込ますものではないんですよ。」

クラスの名前も漢字、階段の窓にも「登ってはいけません」と、漢字で書かれています。この園の中には、本当にいろいろな漢字があふれているんです。

「教える先生もプロの方に出来るだけご協力をいただいています。先ほどの漢字も、石井式国語研究所のインストラクターの先生です。漢字がいまの時期にすらすらと記憶できるのと同じように、音に対しての感性も豊かな時期です。絶対音感というのは5歳までに養われるものだそうで、良い耳を育てる環境として園には3人の音大卒業者がおります。英語では、ネイティブスピーカーの外人講師が担当します。」

ほかにも、安全体育の授業として、鉄棒も頑張っているんですよ!と、年中さんクラスを見学させてくださいました。そこでは屋内用に鉄棒が準備され、子供たちが次々と逆上がりをしていました!!まだ出来ない子には無理をさせないそうですが、日々繰り返される練習の機会によって、自然と身についていくんだとか。

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「外にはもっと高い鉄棒もあります。そこからは、わざと登らせてからジャンプして降りる練習もさせるんです。降りるときには、転がって降りるようにさせています。着地で前転をさせるというのは、跳び箱のときもそうです。小学生や、最近は大人でもでんぐり返りが出来ないケースがあるようですが、すべてけがをしないための練習なんです。けがをしそうな遊具は最近公園からどんどん姿を消していますが、昔は木登りをしたり、高いところからジャンプして降りたりする経験を自然と積んで、けがをしない準備を自然と幼児期に整えていたはずなんです。それが今はなかなか経験できない環境になってしまっています。特別保育の「安全体育」は、そういうことを補完する意味で取り入れているんですよ。
といっても、逆上がりが出来ないからと言って、しかったりとか、無理にさせたりとかいうことはしません。子供が自ら得ていく過程をフォローしているんです。」

全部で7種類もの特別保育を用意していらっしゃいますが、それらをずっと詰め込み授業で行うわけではないそう。むしろ外遊びの方が多いとおっしゃいます。
「子供が集中できる時間は限られていますし、天気が悪くなければ外遊びをどんどんさせていますよ!“高津は値段が高い!”というイメージがあるようですが、結局良い人材を揃えて質の良い経験をさせてあげたいということによる人件費がかかってしまうんです。」

でも・・・月の保育料は19,000円。その特別保育にかかる金額というのは月7,000円〜7,500円です。他の私立幼稚園に比べても特別高い!という印象もないですし、これだけの経験を別で習い事に代えると、とてもこの値段では済みません。噂というか、口コミでは「値段が高い!」とか「教育熱心」ということを耳にしたことがあったんですが、そういうことからイメージしていたものと、先生のお話からの印象とは随分違うような気がしました。むしろ、しっかりした理念や教育方針があって、きちんと指導することの裏に理由づけがなされていて、単に人気があるからとむやみに特別なことをやらせているということが感じられないので、とても安心して子供の可能性を伸ばしてもらえそうな気がしました。
家庭では出来なかったり、やろうとしても金銭的に現実的ではないことを、しっかり園で補完してもらえそうという印象です。

やっぱり、実際に見学するっていうのはすごーく大事かも。

ちなみに、日が決められた説明会の場合、大勢の方が集まってマイクで説明をして、細かい話や様子まで聞く機会というのはあまりなさそうなので、こうやって普段の日に伺うのがオススメだとか。

【高津幼稚園 参考詳細情報】※平成19年9月時点

●入園までに必要な経費
※認定こども園移行後の平成28年度の参考金額です。諸経費は変更する場合もあるので、必ず詳細は園へお問い合わせください。

*月額保育料
認定こども園移行(⇒詳細はこちら)に伴い、各市町村の設定金額による。

*保育料以外の諸費用
【月額】
特別負担額(漢字や英語、体育などの特別保育に伴う特別講師代など)/1号認定:3,000円、2号認定:6,000円
【年額】
※行事費/18,000円程度(2月中旬に納入/運動会、お遊戯会、音楽会、卒園式などの費用)
※消耗修繕費/24,000円程度<※この金額はH28年度>(6月納入。価格は4月に決定)
※この他、雑費として本代・給食代・飲み物代、道具代としてワーク類・楽器・ハサミ・粘土などは実費を徴収。

●兄弟組への減免措置
新制度の適用で、同一世帯に複数の子どもがいる場合、条件によって第2子の保育料は半額、第3子以降は無料となる。
1号認定⇒年少〜小3の間に子どもが複数名就園・就学している場合(小4以上、2歳以下はカウントしない)
2号、3号認定⇒0歳〜年長児までの範囲で、子どもが教育・保育施設等を同時に利用している場合
第1子:全額負担、第2子:半額、第3子以降:無料
※同一の園や施設でなくても対象となります。

●給食について
週3回(月・水・金)または週5回から選択。週3回の場合は、火・木がお弁当。
給食はアレルギー体質のお子さんにも配慮された内容で、保護者会役員が主催する試食会もあるそう。
(月額の価格)※1号認定のみ。2号認定の場合は給食代は保育料に含まれるため不要。
週3回/2,800円、週5回/5,600円
※年間の給食費を12ヶ月の月割りで納めるため8月も徴収(返金無し)。

●園バスについて

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入園願書の中に入っている用紙に希望を記載。バスの運行上可能な限り、希望の場所に送迎してもらえるとのことです。
(月額の価格)
バス代/4,320円(12ヶ月の月割り計算のため8月も徴収)
※携帯電話をお持ちの方は、事前に登録しておくと2つ前の停留所にバスが到着するとメールが届くという便利なサービスがあるそうです。

●オムツはずれについて
オムツをして通園しているお子さんもいらっしゃるそうなので、ご安心を・・・とのことです。

●預かり保育について
預かり保育「キッズスクール」は、お仕事をされているママ、兄弟の通院、急なアクシデント時など、幅広い理由で利用できるシステム。クラスも学年も異なる子供たちが、一緒に遊べる交流の場にもなっているそうです。
(時間・費用)
≪1号認定の場合≫
早朝/7:00〜8:30、延長/15:00〜19:00
【単発1回】〜17:00/700円、〜19:00/1,000円
【1ヶ月・〜17:00】7,000円
【1ヶ月・〜19:00】10,000円
※おやつは持参or園で購入のどちらでも可。購入の場合、1回150円。
※キッズ・スクール利用者用の延長バス有り。1回150円。
※春・夏・冬の長期休暇中の利用も可(お盆・年末年始は除く)。
※卒園生(小学生)の預かりも可。


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↑ 平成28年4月時点/区分認定ごとの保育時間
※赤字部分が従来からの変更項目です。

●課外教室について
体操教室(月4回)・絵画教室(月4回)・ダンス教室(月4回)・ピアノ個人レッスン(月4回)・英語教室(月4回)

●幼稚園行事のお手伝いについて
行事が多い園ですが、各行事で保護者も簡単な手伝いをするそうです。基本的に年間通してどれか一つを担当するよう。ただ、仕事を持っているママは、仕事が休みの日に開催する行事を手伝うなど、休暇をとってまで・・・ということは無いようです。
保護者会役員は、各行事の手伝い・広報誌作成・給食試食会や手作り品講習会開催など・資源物資回収などの活動を、分担して行うとのことですが、強制ではないのでご安心を!とのことでした。
※「役員としての活動、行事のお手伝い、どれも子供たちの日頃の様子を目にすることができ、さらにママの交流の場として楽しい!」という在園ママの感想がありました。

●クラス分けについて
今回見学した際には、年少さんの場合、保育園の経験があったり、プレ保育に参加していたりと既に集団生活に慣れている子供たちを集めたクラス、また、生まれ月を配慮するなどしたクラス分けを行っていました。年中さんも、年少さんクラスからの上がりのクラスと、年中さんから入園された子供たちとで分けるなど、子供に無理のないよう配慮されていました。

※情報はあくまで園を見学した一部で、すべてではありません。子供やママの考える方向性によってメリット・デメリットに思うポイントも異なりますし、ぜひ興味のある園は直接見学に行ってみてくださいね。

●高津幼稚園(たかつようちえん) 047-485-1809
千葉県八千代市高津1516(地図
八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら
posted by やちなび子 at 22:45| Comment(1) | 保育施設>幼稚園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月13日

【八千代市の幼稚園】クレヨンキッズインターナショナル

【追記】2015.12.13
末尾に、2016年度から併設が予定されている認可保育園について追記しました。

⇒こちら

2015-05-07
「英語は苦手だから・・・。」

そんなこと、親の私が言っていては、村八分に遭いそうな世の中になってきました。



今までは、“企業で英語力がますます重要視されている”なーんて話を聞いても、全くの他人事。
(だって私、英語使うような仕事してないし・・・。)

子どもたちに対しても、さすがに将来的には英語が出来ないと大変だろうけれども、まずはともかく日本語が出来てからでしょ!という信念のもと、特に英語教育は意識してきませんでした。
(だって私、英語苦手だから教室に行っても先生の前で照れくさいし・・・。)


しかーし!!
2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、グローバル化の波が猛烈に押し寄せ、ついには文部科学省にまで本格的な火がついてしまったのです!!

全国でも各市町村によって取り組みに差はありますが、現在、基本的には5・6年生で英語活動の時間が設けられています。八千代市は割と英語教育に前向きで、既に平成24年度から1〜4年生にも週1回の英語活動があるんですが、今後は小学3〜4年生から週2回程度の英語の授業、高学年にもなると週3回行われ、しかも中学で習っていたような本格的な内容が展開されるとか!

さらには、主要教科として成績にも反映されるですって?!


・・・そうした背景もあり、英語教育の低年齢化に拍車がかかっているわけです。
こうなってくると、英語に無頓着な私ですら、ジワジワと焦りが出てくる。
周りでは、英会話教室や公文の英語を習っている子の多いこと!!しかも、0〜2歳児頃から何らかの英語教育をスタートしている割合の高さといったらありません。
最近では、入園の決め手についても、英語の取り組み具合が左右しているケースが少なくないんですって!

もはや、スタートダッシュの段階で2歩も3歩も出遅れている感。


さあ、そんな中で、八千代市内に昨年11月開園した「クレヨンキッズインターナショナルプリスクール」に注目が集まらないはずはありません。
やちなびでも早耳レポートで“こんなプリスクールが開園するらしい!”という情報をご紹介したことがありましたが、アクセス数の高さからも皆さんの興味の高さが窺えました。

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⇒ クレヨンキッズインターナショナル開園の早耳レポートはこちら

お話を聞いた限りでは、とても素晴らしいカリキュラム!
ですが、まだ当時はオープン前で、園児が活動する様子を実際には見ていませんでしたから、「英語だけで本当に話が通じるの?ただでさえ園児なんて日常のことがおぼつかないのに・・・」といった、漠然とした不安は拭い去れません。
この印象は、皆さん往々にして持ち合わせているようです。

そこで今回は、開園後半年近く経ったクレヨンキッズさんの様子を見学してまいりました!


●園へのアクセスについて
園の建物は、八千代緑が丘駅から徒歩で約12分ほどの場所にある、高津団地のリブレ京成隣りの一角。
商店街の入口はすぐ目の前ですが、周辺は木々に囲まれていてとても穏やかな環境です。

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↓ 八千代緑が丘駅方面から向かうと、左手前方にリブレ京成が見えてきます。車の場合は、黄色い矢印に沿って駐車場へ進みます。
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↓ 駐車場は、リブレ京成の駐車場入口のすぐ右隣り。
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こちらの駐車場は、無料で利用することが出来ます。他にも団地内の共有駐車場がありますが、台数に限りがあるのでイベントの際は徒歩がオススメ。

そうそう、駐車場にはスクールバスが停まっていました!
クレヨンキッズには徒歩圏内のお子さんだけではなく、八千代市内外から広く登園されているとか。特に、船橋日大前あたりからの生徒さんが多くいらっしゃっているようで、こうしたスクールバスの運行が欠かせません。
確かに日大前周辺って、インターナショナルクラスやバイリンガルクラスといった、英語に特化したコースを持つ幼稚園がいくつもあるから、“インターナショナルスクール”にも臆することなく興味を持てる方が多いのかも?!

↓ 幼児12人乗りの、ビビッドな明るいカラーのスクールバス!全座席シートベルト設置。
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●園内施設の様子について
建物自体は、高津団地に元々あった1階フロアのみのシンプルな造りです。
そちらを内装工事して、小規模園が運営できるようにコンバージョンされました。

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↓ 出入口の扉にはセキュリティ機器が設置されていて、子どもが勝手に外へ出られない仕様になっています。
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さすがインターナショナルスクールだけあって、フロアに一歩踏み入れると外国の雰囲気で溢れています。室内に置いてあるものは、すべて英語表記のものばかりで、ここが高津団地の一角だと忘れてしまいそうなほど!

置かれている絵本もすべて海外のもの。
貼られたスケジュール表も英語。
飾り付けの文字や、子どもたちの描いた名前もすべてアルファベット。

“英語だけで過ごす”空間って、しゃべることだけじゃなく、見るもの触れるものの全てを指すのね。


この日はイベントが行われる日だったため、ホールとして広々使えるようにしていたそうですが、普段は可動式の仕切りをうまく利用して、2クラスの教室を作っているそうです。

↓ 普段はロッカーを間仕切り代わりに置いて、壁の色でイエロークラスとブルークラスに分けているそうです。
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↓ クラスの部屋とホールも、アクリル製の窓がついた稼働式の壁で仕切られています。
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↓ 必要な設備がすべて目の届く範囲で揃っています。手洗いも小さい子どもが使いやすい仕様に。
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●園での過ごし方について
インターナショナルプリスクールだからといって、生活の上で特別なことは何もありません。
アートや制作、歌、リトミックなど、どれも一般的な幼稚園と変わらないことを、すべて英語で行います。
朝の会も、給食やお弁当の時間も、すべて指示や会話は英語で交わされます。
日常が“英語”で行われているだけ。
生活習慣も、普通の幼稚園と同じように指導を進めていきます。

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とは言え、やっぱり気になる。
まずは英語より、日常生活がきちんと出来るようになることに指導しなくて大丈夫なの?
同時に行って、子どもは混乱しないの?


そんな不安に対して、まずは英語の大切さについて、園長の櫻井先生からこんなお話を伺いました。

『パソコンが普及し、世界がつながる現代の世界の共通言語は英語です。
とある自衛隊員の方とお話をする機会がありました。
「英語が話せる、わかることで、米軍と話をするチャンスももらえる。」とおっしゃっていました。
また、とある大学院生からは、卒業論文を書こうとした時に、
「英語が分かり、読めることで、参考文献の取り扱い索引が増え、より良い論文に仕上げることができる」
と、英語の魅力を再認識した話を聞きました。

私のような保育の世界にいても、外国のすばらしい幼児用Art資料、ワークブック、保育理論を、学ぼうとした時、日本語のサイトのみならず、英語のサイトを読めるということは、情報をたくさん得られることにつながるのです。
つまり、子どもが、将来どんな職業につくかは分かりませんが、どの職業についても、見聞を広めようとした時、その道のプロフェッショナルになるには、“英語が話せる、読める”ということが大変有利に働く可能性を秘めているのです。

英語はただの道具、ツールでしかありません。
けれども、こうして園での生活を通して英語に触れ、習得することで、子どもたちの将来の選択肢や、情報を得る方法に広がりを持たせることが出来ると期待しています。』

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一方で、「私たちは英語教室ではありません」との思いも。

『インターナショナルスクールに通って、単に英語が話せるようになるだけでは意味がありません。
私たちの園で一番重きを置いていることは、英語を使って、将来、何をできるようになるか?どんな大人になることができるのか?ということです。

生まれたての赤ちゃんが、日本語の語彙を習得する過程の中で初めて出会う言葉はたくさんあります。
しかし、家の中で「手をあげて返事をしましょう」「順番こ」という機会はなかなかないと思います。
こういったことは、集団生活に入って初めて学ぶことだったりします。
この「順番」という言葉。
日本の園でも保育の世界で大切なことは、「順番」という単語を言えることよりも、「順番で待つことができる」行動ができるようになることが何より大切ですよね。

このことは、クレヨンキッズインターナショナルも同じです。
集団生活の場である幼稚園・保育園で学ぶことができる社会生活のルール、たくさんの生きる知恵を身に付けることが大前提であり、これを英語を使って学んでいくのです。
子ども達は、私たちの園で初めて「Take turns」(順番)という単語を聞く。行動をともにしながら・・・
大切なことは、単語が言えることではなく、その行動をできるようになることなのです。

最終目的は「国際社会に通用する大人になるために」。
その土台が育まれなければ、英語を身に付けてもグローバル社会で活躍することは出来ません。
そのために、
@心を育てる保育
A論理的思考力、プレゼンテーション能力、創造力を育てるモネオメソッド
を園の2大柱としているのです。』

※モネオメソッドなど独自カリキュラムの詳細については、昨年9月に紹介した「クレヨンキッズ開園」の早耳レポートで具体的に紹介しています。
⇒ 9/28説明会開催!「クレヨンキッズインターナショナル」11月開校(2014年09月09日付)


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そのほか、クレヨンキッズの特長といえば、基本的に毎日必ず園外へ遊びに行くという点!
これは少人数制ならではですね。

通常はどの幼稚園にもある「園庭」が、ここにはありません。建物のすぐ脇に芝生のスペースはあるのですが、この周辺には少し歩けばたくさんの公園がありますから、誘導ロープをつかってお散歩しながら目的地まで向かうそうです。歩きながら自然を見て、街並みを見て、ときには工事車両にわくわくして。そんな刺激が、この時期の子どもにとても大切だとおっしゃっています。
時には、スクールバスに乗って遠くの公園へ足を伸ばすこともあるんですって!
スクールの開園場所を、高津団地のここに選んだポイントとして、自然豊かで大きな公園が周りにいくつもある、環境の豊かさも大きなウエイトを占めていたとか。

↓ 園のとなりの芝生にテーブルを出して、ランチをとることも。
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↓ ちなみに給食は、あの美味しい!と評判の(株)幼稚園給食さんのもの。安全管理にものすごく厳しくて、ソーセージなども無添加で独自に作っているくらいこだわっているところです。
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そうそう、特筆すべきメリットがもうひとつ。
保育園でもありながら、幼稚園と同じカリキュラムが受けられるようになっているんです。
キンダークラス(幼稚園)は14時まで、ナーサリークラス(保育園)はそれ以降も活動がありますが、一緒にいる間は基本的に年齢で分けているため、幼稚園と変わらない指導が受けられるんですって!
もちろん、保育園ならではのお昼寝タイムもあるし、目覚めたらパジャマから着替えておやつを食べる時間もあるそうですよ。

↓ 普通の園と同じように、園とご家庭とを結ぶ通信も。日本語で書かれているから少しホッ・・・って、親がこんな気構えじゃダメか!
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●先生について
クレヨンキッズでは、日本人である園長先生のほか、常に2名の外国人講師が指導にあたっています。イベントのときなどは3名で対応しているそう。
全員で6名の外国人講師がいらっしゃって、体操の先生、サイエンスの先生など、その日のカリキュラムによって担当する先生が変わるようです。
また、男性と女性のバランスの良い人数で、年齢も幅広そう。しかもどの方も、映画に出てきそうな素敵な方ばかり!

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さすが、外国の方ってリアクションも大きいし、表情もコロコロと変わって、子どもたちの心の掴み方のレベルが違う!

子どもって、自分が何かしたとき、どれだけビックリしてくれるかとか、真剣に向き合ってくれるかをよく見てますよね。「自分に興味を持ってくれているのか?」という判断材料として。

大人が表面だけで対応しても、ちっとも喜ばない。
だけれど、本気で喜んだり驚いてあげると、もうそれだけで信頼を勝ち取れるというか、次から次へと話しかけてくれるし大好きにもなってくれる。
得てして日本人にはハードルの高いことかもしれませんが、こうもサラリとやってのける様子を見ると、『入園したばかりの子どもたちもあっという間に慣れてくれる』という話も、なるほど納得!です。

↓ こちらの女性の先生は、長年保育の経験を積まれたベテラン!
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↓ 園での何気ない一コマも、映画のワンシーンのような素敵すぎる雰囲気に・・・。
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日本人の先生もいらっしゃったのですが、さすがどの方もネイティブのようなしゃべり方で、ともすればアジア系の外国人講師?と思わずにいられないほど。
園長先生もしかり。
ハツラツとした笑顔の絶えない元気な方で、子どもたちに向ける優しい表情や言葉掛けのテンションの高さは、外国人講師に引けを取りません。

↓ 園長の櫻井先生。とても熱心で魅力的な先生です。
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●地域貢献としても位置付けられているお楽しみイベント
クレヨンキッズでは、年間を通してさまざまなイベントが行われています。
この日は、春のイベントとして近年お馴染みになってきた「イースターパーティ」!
午前の部、午後の部と、それぞれ定員30名を募集して開催されました。

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『幼稚園・保育園という公共性を踏まえ、“地域に貢献する”という点を大切にしたい』という思いから、園内だけではなく地域の皆さんにも参加募集を広く声掛けされています。
外国文化を広める発信源として、また、イベントへの参加をきっかけに、英語の楽しさや異文化へ興味を持っていただく手助けも、インターナショナルプリスクールとしての大切な役割だと考えていらっしゃるとのことでした。
この日のイベントには、在校生ではない方からの参加希望もたくさん集まり、午前・午後ともに満員御礼!

1歳児〜5歳児まで、キンダー・ナーサリーともに合わせて定員60名という小規模園です。
しかも、通う日数も各ご家庭の意向で週2〜5日の選択が出来るので、毎日全員が登園するわけではないため、こうしたイベントで多くの人ともまれさせてあげられる機会は貴重だとのこと。
園児・地域と双方でメリットのある、有意義なイベントなんですね!

そうそう、園児だけではなく、アフタースクール(学童)の生徒さんもイベントにいらっしゃるそうです。

↓ クレヨンキッズでは英語で過ごす学童もあるんです!
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★イースターパーティ開催!
10:00過ぎから、午前の部がスタート!
午前の部では、在学生(学童のお子さんも含めて)によるプレゼンテーションが予定されていたため、一般参加者は少数。在学生や入園予定の方、保護者の方々メインの会場となりました。

園長先生からのご挨拶。
『昨年11月に開園したばかりですから、どの子もまだ入園して半年足らず。まだ1〜2ヶ月前にスタートしたばかりのお子さんもいらっしゃいます。そして、1、2歳児の子どもたちは週2日〜5日コースと登園回数もさまざまで、20回に満たない子もいます。
※3歳児からは一般的な幼稚園と同じく週5日です。
泣いたり、立ちすくむ子もいるかもしれません。
でも、私たちは経験を重視しています。たくさんの方の前に立ち、自分の思いを話すということを積み重ねることが大切だと思っています。
そして必ず、その子なりにがんばった部分があるということ。その頑張りを、ぜひ認めて、ほめてあげてください!どうぞ温かい目で、どの子にも大きな拍手をお願いします。』


★プレゼンテーション
「How old are you?」
「what color do you like?」
といった簡単な質問を先生が投げかけ、それに英語で答えていく子どもたち。

大きな生徒さんや、ご両親のどちらかが外国人だったり、住んでいた経験があって英会話が出来るお子さんには、「○○です。なぜなら〜」という自分の意見や理由を一緒に言えるようにしているそうです。

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子どもたちへの声掛けは、一切が英語!
英語でしか伝えていないのに、ちゃんと的確に答え、きちんと応対してます!
プレゼンテーションに立つどの子もみんな、とてもしっかりしていて活発な印象です。

この様子を見る前までは、園での生活がすべて英語で、始めは何も分からないはずなのに、ポンと子どもを預けてしまって大丈夫なのかしら?という思いが根強かったのですが・・・
そんな不安は、このプレゼンテーションを見ただけで吹き飛ぶようでした。


わたしなんて、この場所へ来た時、どうだった?

外国人の先生がこちらに気付いて向かってきただけで、
「しゃべれない!」「なんて言ったらいいんだろう?」という気持ちが先行してしまって、思わず。

・・・目をそらしたわね。

そして会釈。
どこまでも「和」を貫く私が、情けない。


だって、もう、なんて返したらいいのか!
しかも“ハロー!”とか、口にするのが何とも恥ずかしい!!

いや、名誉のため断っておきますが、いくら英語が苦手とは言っても、プレゼンテーションで子どもたちや先生が会話していることは、さすがに簡単な英語ばかりだから聞き取れるし意味も分かります。
日常のごく簡単なやりとりなら、どう答えたらいいのか知識としては知っているんです。

でも、口に出来ない!
返事をする行為自体に、照れがあるんですね。


もうこれって、コミュニケーションの問題だから、いくら英語を勉強したからって解決するものじゃありません。
「伝わるんだ!」っていう自信
普通に同じ人間として、接しても大丈夫なんだ!っていう安心感

それを小さい頃にココロに沁みこませた経験は、何にも代えがたい宝物だと思うのです。

よく英語を小さい頃から学ばせても、すっかり抜けてしまうから意味が無い?!とかあるじゃないですか。
でも、本当に、心底思う。

卒園して話せなくなったっていいじゃない!

こういう抵抗感が無くなるということだけでも、絶対大きい!

英語っていうだけで、外国人っていうだけで、構えたりしないで自然体でいられるように成長してくれれば、それだけで十分なんだ。
私みたいな大人にならなければ!

あー、残念すぎる、私。


★絵本タイム
プレゼンテーションのあと、音楽に合わせてうたったり体を動かしたりしたあと、子どもたちが前に集まって絵本を聞くシーンがありました。
もちろん英語で読み聞かせをしているし、日本語で補足も何もしていません。
もしかしたら内容の詳細までは、まだ分からない子もいるかもしれません。
けれども、先程までの賑やかさから一転!
どの子もみんな、静かに集中して聴いていて、シーンとしているのです。

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絵本を読む先生は、身振り手振りに合わせて、楽しいシーン、怖いシーンと、声の調子や目の表情で、うまく子どもたちに訴えかけていきます。
表情の豊かさやダイナミックな表現の仕方。
これがあるから、伝わるんですね!


★イースターエッグづくり&遊び
ゆでたまごにフィルムを巻いて、熱湯に浸して模様をつける“イースターエッグ”も作りました。
アレルギーのお子さんは、卵をモチーフにした工作が別テーブルで行われました。

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ほかにも、卵を落とさないようにリレーをするお玉競争をしたり、ポップな柄の大きな袋を履いてジャンプ競争をしたりして楽しみました。
掛け声はもちろん、「Goー!Goー!」と英語です。
先生方は、保護者のお母さんと一緒になって笑ってくれて、とてもアットホームな雰囲気でした。

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最後は、エッグハント遊び!
子どもたちには、外国人講師が英語で『お菓子と交換できる魔法の卵です。年齢別に行いますよ!どこかにあるので、探してたくさん集めましょう!』とお話してから、外の芝生広場へ。
ちなみに、イベントで初めて来校する方々のために「I'll explain it in japanese」と前置きしてから、日本語でもルール説明を補足されていました。

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↓ 見つけた卵とお菓子を交換!ちなみに写真の女の子が洋服の上から着ているものは、このイベントのために事前に子どもたちがデザインして素材をビニールに貼り付けた服なんですって!
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『グッバーイ!See you!』
さようならの歌をみんなで歌って、終了となりました。
どの子も次に登園するのが楽しみでならない様子!

イベントを通して感じたのは、子どもたちが先生と自然にコミュニケーションが取れていて、どの幼稚園でも見られるような光景だったということ。
英語で会話がなされているだけで何も特別な空間ではなく、むしろ外国人講師の方々のリアクションの良さなどから、子どもたちとの距離がとても近いようにも見えました。

英語にかなり後ろ向きだった私ですが、こうした様子を目の当たりにすると、ああ、私は英語を学ぶことを“言語の習得”という視点だけでとらえていたんだなぁ・・・と気付かされます。

興味をお持ちの方、まずはイベントの参加からスタートしてみてはいかがですか?

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※取材日現時点の園の情報です。最新のお話につきましては直接園までお問い合わせください。



【追記】2015.12.13
クレヨンキッズインターナショナルでは、この度八千代市小規模認可保育園の承認を取得されまして、2016年4月から小規模の認可保育園を併設予定だそうです。
レポートで紹介しているクレヨンキッズインターナショナルは、従来どおり“認可外プライベートスクール”として変わらず維持され、外国人担任の英語保育という特徴を生かした保育が行われます。
一方、新規で併設される認可保育園は通常の福祉事業ということになるので、英語メインではなく日本語がメイン。保育士の方を多く配置し、保育体制を万全にした環境を重視。その中で、日本語がメインではありつつも、英語を織り交ぜたバイリンガル保育という特色を活かした運営スタイルを予定しているそうです。
ちなみに、0-2歳児で合計19名の認可枠という小規模保育園。
気になる方はお早目にお問い合わせくださいね!

●クレヨンキッズインターナショナル
【所在地】千葉県八千代市大和田新田15 高津団地1街区15棟104号(地図
東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅下車徒歩12分
新京成バス リブレ京成前 徒歩1分
【お問い合わせ】047-411-4605 または info@crayon-kids.com
【ホームページ】http://www.crayon-kids.com/default.html
※八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら
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2014年04月22日

【八千代の幼稚園】高津つくし幼児教室(年少クラス)

2年保育を選んだママ友から
『年少児の一年間はつくしに通っていたのよ!』なんて話、耳にしませんか?

「つくし」というのは、高津と米本の2ヶ所にある幼児教室のことでして、ちょっと前まで八千代市には勝田台なかよし幼児教室を加えた3つの幼児教室があったのですが、勝田台は数年前に閉鎖。そして今年度から米本つくしも3歳児保育をやめてしまったので、年少児が通える場所は「高津つくし幼児教室」のみとなりました。
※ちなみに、「つくし」という名称は一緒ですが、米本と高津は別の経営なので、方針や費用、内容などは異なります。

私はてっきり、お母さん同伴で参加するサークルの延長のような感じなのかと思っておりまして・・・、幼稚園での活動に比べてラフなのかと勝手に想像していたのですが!

とんでもない。

実際には、一般的な幼稚園と同じように子どもだけが通い、集団生活もきちんと学べる場所であり、さらには年少児1クラスに特化した教室ならではの、とても魅力溢れる保育内容だったのです。

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そもそも、「幼児教室」ってご存知ですか?

最近では習いごとのお教室名に付くことが多いので、お受験や早期教育といったものが頭に浮かぶかもしれませんが、元は全国各地に昭和40年代頃から増え始めた、保護者主導で設立された幼稚園のこと。
近年、保育園が足りなくて待機児童が増えて困っているように、当時は団地が増えて幼稚園が足りず、入園できない子どもたちが近所に溢れて問題になっていたそうです。
そこで保護者が団地の子どもたちを集会場などに集めて、幼稚園と同じような経験をさせてあげよう!という思いから、保育の有資格者に来てもらったのが始まりだとか。

月日は流れ、幼稚園の数も整い始めて、次第に幼児教室自体も閉鎖されていきます。2年保育が主流になった頃から、この高津つくし幼児教室でも4、5歳児のクラスは辞めてしまったそうです。
そして3年保育が主流になった今、入園前の子どもたちに向けて、いわゆる「プレ保育」の位置付けで運営されている2歳児クラスはどの幼児教室でも人気なのですが、年少クラスのみの保育にはニーズが集まらず、その数は減る一方。

そんな状況下でも、根強い人気で入室希望が後を絶たないのが、今回見学してきた「高津つくし幼児教室」の年少クラスなんです。施設の近くに2年保育の「八千代幼稚園」があるので、その入園予定者の方ばかりなのかな?と思っていましたが、聞けば卒室後にあえて3年保育の幼稚園の年中クラスへ入ったり、八千代市外からの希望者もいらっしゃるそうで。

どんな魅力を感じて、皆さん選ばれたんでしょうか?
一般的な幼稚園との違いがあるのか、保護者のかかわり方はどうなのか、そのあたりを詳しくお伺いしてきました!

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※今回は3歳児(年少)クラスの紹介です
高津つくし幼児教室には、2歳児クラス「たんぽぽ」と、3歳児(年少)クラス「うさぎ組」があります。
たんぽぽは、お子さんとお母さんが一緒に参加する親子教室です。一方うさぎ組は、幼稚園と同じくお子さんを預かって保育を行います。どちらも1年間で終了するカリキュラムで、2歳児クラスに入室していた子どもたちが、そのまま3歳児クラスへ持ち上がるというシステムではありません。
たんぽぽは、サークル的な感覚で参加する週1回のお教室なので、今回はうさぎ組にスポットを当てて紹介します。
⇒2歳児クラスの詳細はこちら「おけいこ&サークル情報」


場所は、高津小学校のグラウンドの向かいにある、高津団地高津児童会館の1階です。
この建物の2階は、放課後になると学童保育の場所としても利用されています。



↓ 高津小学校のグラウンドに面した広めの道路沿いにある建物です。
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↓ 正面口は、学童保育の子どもたちが出入りする玄関で、つくし幼児教室では利用しません。
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↓ つくしの子どもたちのくつ箱は、こちらに面した側にあります。保護者の方の送迎も、すべてこの専用の玄関から出入りします。
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高津つくし幼児教室には、現在4名の先生がいらっしゃいます。
全員保育の有資格者で、以前幼稚園での勤務経験をお持ちの方も多いベテラン揃い!そのうちの2名が、3歳児クラスうさぎ組の担任として保育に当たります。
行事や園外保育のときなど、多くの目で活動を見守る必要がある場合には、2歳児クラスの担任2名も加わった4名全員でカバー!
1クラス(昨年度は18名)しかないという少人数制であることと、保育者の人数にゆとりがあるという環境が、一般的な幼稚園ではなかなか実現し得ないさまざまなチャレンジを実現できるようです。

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つくし幼児教室の年少クラスは、週4回の保育日があり、そのうち1回は午前保育。
ほかの幼稚園に比べるとかなりゆとりがあるようにも思えますが、年少児はそもそも皆勤賞を取れる子が本当に凄い!と思うくらい、体調を崩しやすいもの。週の間に午前保育があり、さらに木曜がお休みというリズムは、この歳の子どもにとっては無理がなくて通いやすそうです。

具体的に、一日の過ごし方について伺いました。

●登室〜朝のあいさつ
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登室時間は、朝9時。
送迎バスは無いので、保護者の方が直接玄関まで送ります。市内各所からいらっしゃるため、クルマで送迎する方が多いとか。ちなみに駐車場は、すぐお隣りの旧給食センター前の敷地が利用できます。

登室後は、自分の荷物を片付けたりしたあとは、各自でブロックをしたり、おままごとをしたり・・・と、好きなことを見つけて遊びます。入室したての頃は、うまくお友だちと馴染めなかったり、どうやって遊べばいいのか分からずにいる子も、2学期の終わりの頃には上手に遊べるようになるそうです。
粘土遊びが好きな子、はさみやのりを使って何かをつくるのが好きな子、お絵かきが好きな子。
それぞれの得意分野や興味を伸ばせるように、先生方は自由に遊べる環境を用意しておかれるそうです。

↓ 朝の自由遊びの様子。自立心と仲間意識を育みます。
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10時半になると、それぞれ遊んでいたものを片付けてトイレを済ませて、集団での活動へと移ります。
朝のあいさつのあとは、リトミックの要素を取り入れたリズム体操!
それから、その日に予定しているカリキュラム活動を行っていきます。

●その日のカリキュラム活動
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【外遊び】
何といっても、つくし幼児教室の魅力は外遊びの多さ!
雨が降っていなければ、寒い日、暑い日問わず、とにかく外遊びは欠かさないそうです。教室の目の前に広がる大きな公園が園庭代わり!他にも高津団地内には沢山の公園があるので、足を伸ばして違う遊具を楽しみます。
園外保育が多いのも特長!
最初の頃は、すぐ近くの公園へ出るのも一苦労だった子どもたちも、3学期頃にもなると乗り物を使って遠出することも出来るように!

『今日も、ちょっと遠くの公園まで歩いて行って、帰りはバスで帰ってきたんですよ。みんな静かにちゃんと乗れていますから、4月の頃を思い出すと本当にしっかりしましたね。』
と先生。
公共バスでの移動を普段使いできるなんて、いかに子どもたちが先生の話をきちんと聞けるかがよく伝わってくるエピソードです。

↓ 外遊びの様子。とにかく外で自然に触れる機会がたっぷり!
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【制作】
幼稚園でも取り入れられているような、毎月のテーマに沿った掲示用制作や、絵の具やクレヨンを使ったお絵かき、工作などにも十分な時間が割かれています。
定番の制作のほか、新聞をビリビリにやぶってちぎって花吹雪にしたり埋もれてみたりの「新聞あそび」、大きな紙に思い切りお絵かきを楽しんだり、野菜とアクリル絵の具でスタンプあそびをしたり・・・といった、手間のかかることを思い切り楽しませてあげられるのも、少人数のつくしならでは!

↓ はさみ、のり、クレヨン、折り紙などを使って、さまざまな制作に取り組みます。
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【行事】
一般的な幼稚園と同じく、毎月のお誕生日会や七夕会、運動会、もちつき、芋ほり、お店やさんごっこといった行事に加えて、夏に行われる高津団地祭りで沖縄舞踊「子どもエイサー」を披露したり、ハロウィーンパーティやカレーパーティなどの楽しい行事も企画されています。
中でも驚いたのは、遠足の多さ!
2歳児たんぽぽクラスとの合同遠足が年に2回あるほか、先生と子どもたちだけで電車やモノレールを使って移動する乗り物遠足、公共バスに乗って少し距離のある公園へ出掛けるといった機会が、多く設けられているようです。

↓ 年間を通して、多くの行事が予定されています。写真は、芋ほり、運動会、高津団地祭りでのエイサー踊り披露、秋の遠足(千葉市花島公園)。
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すぐご近所にある、富士幼稚園の子どもたちと合同で遊ぶ機会もあるそうです。
そうした際に、何か幼稚園のお子さんとの違いを感じることはあるのでしょうか?

『一緒に遊んでいる様子は、幼稚園年少組の子どもたちと全然変わりは見られませんよ!
あえて探すのなら、幼稚園の子どもたちは声がかかってからの行動が早いという点。並ぶのもササッと素早く、やることも早くてビックリしますね!
つくしの子たちはそれに比べるとのんびりかもしれません。
どうしても、つくしは3歳児一クラスだけですから、上の学年の子と一緒に遊ぶ機会がありませんし、お手本になるかっこいいお兄さんお姉さんを見る機会が無いので。』

ただ、急がないけれど、自分たちでやり遂げる姿勢は負けません!
と、先生。

『のんびりかもしれませんが、とにかく「あわてない」こと。一つのことを、心ゆくまで経験させてあげることで、「やったあ!」という満足感を味わえる保育を心がけています。
だから、何でも一人で出来るようになる。
自立がしっかり育まれるんです。』

来年には、2年保育へ進んでいく子どもたち。
幼稚園教育へのスムーズな移行を図るためにも、トイレや衣類の着脱、食事の仕方、整理整頓といった基本的な生活習慣を着実に身につけていくことは、つくしでの大切な目標のひとつです。


●お昼ごはん
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11時半頃にカリキュラム活動を終えて手洗い・トイレを済ませてから、一日保育の日はお弁当をいただきます。
驚いたのが、お弁当では毎回、その日のお当番さんがお友だちみんなのコップに、急須を使って麦茶を注いで回るんですって!!年少児にとって、これはとても難しいこと。量の加減だったり、傾ける角度といった感覚は、とにかく経験を積むしかありません。
こぼすことを恐れず何度もチャレンジさせることで、みんなとても上手にできるようになるそうです。

つくしでは「食育」を保育計画の中に取り入れていることも特長のひとつ。
調理実習は年に5回以上も行われるとか!
2〜3歳の子どもたちに、包丁を使った調理や、ホットプレートで焼く体験をさせられるのも、少人数ならでは。アレルギーのお子さんも参加できるようにその年々でメニューを変更するなど、フレキシブルに対応しているそうです。
メニューの例として、最初はサンドイッチやおにぎりからスタートし、後半になるとカレーやシチュー、クリスマスケーキやつきたて餅などにもチャレンジするとか!

『自分たちで作った料理は格別!苦手だったものも食べられるきっかけになったり、何より作ることの喜びを体験できることは大きいですね。』

↓ 調理実習の様子。自分たちで作る喜びや嫌いなものも食べられるようになる喜びが、子どもたちに自然と伝えられます。
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●降室準備〜帰りのあいさつ
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午後1時10分頃から、帰りの準備に取り掛かります。
紙芝居や絵本を読んだり、手遊びをしたりしながら1時半まで過ごし、帰りのあいさつで終了。
お迎えに来た順に、先生とさよならをして帰っていきます。

朝と同じく、お迎えのときも直接保護者の方がいらっしゃるので、バス通園のケースと比べると、先生と直接顔を合わせる機会が圧倒的に多いので、子どもの様子を気軽に聞けるのは直接送迎のメリット!
保護者の方からのコメントには、
『いつも子どもたちのことをよく見ていただき、小さなことでも「こんなことがありましたよ。」「今日はこんなことでちょっと泣きました。」など直接話していただけて、安心して通わせることが出来ました。』
といった内容が多く見られました。

先生も、普段のちょっとした成長の話をその日のうちにお伝えするように心掛けていらっしゃるとか。
『とにかく心配ごとの多い時期だと思いますが、私たち自身が子育て経験のある先輩ママでもありますから、今後の成長過程を見据えた長いスパンでのアドバイスを考えています。』

卒室後も、ちょっと悩んだりすることがあると相談に立ち寄られる方が多いそうで、いかにお母さん方との距離が近く、信頼関係が出来上がっていたかがうかがい知れますね!


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そうした保育の魅力はもちろんですが、大きなメリットとして「リーズナブルな保育料」にも注目!

つくし幼児教室かかる費用は、入室金20,000円のほか、月額保育料の15,000円のみで、これには教材費など一切が含まれているんです。
というのも、建物は市が所有する児童館なので、光熱費など諸経費も含めて全て無料で提供していただけているので、ここまで格安でも運営が出来るのだとか。それにしても、一般的な幼稚園なら必ずかかる教材費、空調費、行事費などの一切が、この月額保育料に含まれているというのは驚きです!
しかも共通でかぶっているピンクの体操帽まで配布対象なので、入室の際に購入するのはスモックだけ!!
そうそう、一日の流れを紹介しているなかで、「遠くの公園まで歩いて遊びに行き、帰りはみんなでバスを利用して帰ってきた」と書きましたが、このバス代も教材費に含まれているので、別途徴収されることはないんですってー!!
ほかの幼稚園と同じように、八千代市からの就園奨励金も支給対象ですよ!


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今回の見学で、とにかくひしひしと感じたのが、ものすごく自立を育んでくれる場所だということでした。

実は、勝手なイメージで、「保育時間が短い幼児教室=お母さんと一緒に過ごす時間が長い」ということで、ついまだまだ甘えん坊な子も多いのかな・・・と思っていたのですが、この日、先生のお話を伺うために教室の外で待っていた間、聞こえてくる声はどの子もハキハキと明るくて、お友達とのしっかりしたやりとりがうかがえるような会話でした。

検討するときにネックになるのが、おそらく保育時間の短さかもしれません。
他の幼稚園の年中クラスに入園したとき、ちゃんとついていけるかしら・・・?という思いがよぎるかもしれませんが、その心配はきっと取り越し苦労かも。
むしろ、自分のことはしっかり自分で出来るように育ててもらった子どもたちは、他園でも胸を張って成長していけること間違いありません。

「子供に合わせた保育をしてくれる」

それは単に、みんなで一緒の活動をしましょうねと言っているときに、自分は○○で遊びたいから!といった自分勝手な行動を容認することではありません。
出来ること、出来ないことがみんな同じじゃないこの時期に、それぞれの成長やその時の感情に寄り添ってあげられるということ。

ゆとりをもった雰囲気のなかで、子どもたちの一歩一歩を見守ってくださる高津つくし幼児教室。
とても素敵な幼稚園でした!


【高津つくし幼児教室 詳細情報】
※平成26年4月時点
※あくまで参考情報ですので、詳細は教室までご確認ください。


★保育日・時間
保育日/週4回(月・火・水・金)、毎週木曜はお休み。
時間/月・水・金 9:00〜13:30、火 9:00〜11:45

★園での格好は?
動きやすい私服に、共通のスモックを着用。外ではピンクの体操帽をかぶります。

★入室にオムツはずれなどの条件はありますか?
特にありません。
まだオムツはずれが完了していない場合でも、パンツで登室します。漏らす感覚を覚えやすかったり、他の子どもたちと一緒にトイレへ行く習慣をつけているうちに、1学期でほぼ無理なく全員はずれているそうです。
着替えや汚れたものの処理は、都度先生が対応するのでご安心を!とのとこです。
また、入室条件に関して、まだ歩けない、食物アレルギーがひどいといったケースでも、お断りすることなく対応されているとのこと。看護師などがいないので医療的な対応は保護者の方に都度お願いすることにはなりますが、定期的な投薬など特別な対応が必要なお子様についても、受け入れている実績があるとのことでした。

★延長保育について
延長保育 あり ※子供が教室に慣れてからスタート
【保育日】月曜日・水曜日/13:30〜15:00
【料金】1回400円
中には働いているお母さんもいらっしゃるようですが、木曜日が休室・火曜は午前保育と他園に比べて保育時間が限られていることもあり、ほとんどが専業主婦のお母さんだそうです。

★年間行事について
4月の入室式以降、毎月行事が行われます。
家庭訪問、合同遠足(2歳児たんぽぽクラスと一緒に)、保育参観、交通安全教室(交通指導員の方を招いて、室内に用意した横断歩道を歩くなど楽しみながらのルール指導)、プール遊び、七夕集会、調理活動、乗り物遠足、お芋掘り、ハロウィンパーティ、運動会、ボディペインティング、カレーパーティ、お店やさんごっこ、紙芝居鑑賞 など
このほか、毎月クラス会やお誕生日会が行われます。

★幼児教室での保護者の関わりについて
家庭訪問、個人面談、保育参観のほか、月1回クラス会があります。
密にご家庭と教室の連携を図ることで、子どもたちへのより良い保育を目指しています。1クラスのみということもあり、お母さん同士の交流も盛んです。卒室後も、引き続き交流を深めているお母さんや、先生へ相談に見える方も多くいらっしゃいます。
(保護者からのコメント)
『行事の前にママたちで準備するのが楽しく、一番の思い出です。運動会の前にムカデ競争の練習では息を切らして、お楽しみ会の練習では女子高生のようにはしゃいで・・・本当に楽しかったです。良いママ友に恵まれました。』

★市長対話について
建物を無料で提供いただいている市へ状況報告するということで、随分昔から恒例となっているという、市長対話という保護者行事があるそうです。これは高津つくしと米本つくしの保護者が合同で行っているもので、場所は毎年交互にそれぞれの建物を使っており、市長を招いて保護者の声を直接届けています。
2時間程度、かなりみっちりと意見交換が行われ、過去にもさまざまな要望が実現されています。
例えば、「あそこの交差点は危ないから信号機を設置してほしい」「公園が欲しい」といった、保護者目線で気になる街への要望などです。
昨年には、現在使われていない高津児童館の横にある給食センターの空きスペースを、駐車場として開放して欲しい!という要望がすぐに通り、今までは高津中学校の隣りにある空き地に車を停めて5〜6分歩いていた子どもたちの通室が安全・便利になりました。

★駐車場について
高津児童会館の隣りにある旧給食センターの駐車場の一部を利用出来ます。
ゆりのき台あたりからも沢山入室されているそうで、車で送迎されている方も多いようです。八千代市の就園奨励金の対象にはなりませんが、市外からの入室もOKです。
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★入室に必要な経費
【保育料】
入室金/20,000円
月額(教材費なども含む)/15,000円
※八千代市から就園奨励金が支給されます。
※入室時の購入品はスモックのみ。ピンクの体操帽は教材の一部として配布。
※月額料金以外には一切かかりません(空調費や施設維持費、保護者会費など不要)。

★2歳児親子教室たんぽぽ
2歳児クラスは親子で週1回参加するスタイルで、サークル代わりに入室する方も多い。
火曜と木曜のクラスがあり、どちらかに所属。
お弁当はなく、親子で参加。
⇒おけいこ&サークル情報

●高津つくし幼児教室 080-1066-1670
千葉県八千代市高津832-1 高津児童会館1階
※3歳児・2歳児クラスともに随時募集中!お気軽にお問い合わせください。
【ホームページ】http://members3.jcom.home.ne.jp/makotoareba/takatu/
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2013年10月01日

【八千代市の幼稚園】勝田台幼稚園

【追記】2013年10月1日
この夏から園舎の新築工事が本格的に進められています。広いグラウンドの一角(勝田台小学校側)に建てられている最中で、現在は海賊船遊具がある園庭で色々と活動が行われているようです。
平成26年度の入園に間に合うように、進められているとのこと!
キレイな園舎、楽しみですね。
⇒イメージ図などの詳細はこちら

2008-09-10
勝田台駅南口のみずき通りをまっすぐ進んだ先に、この日見学に伺った「勝田台幼稚園」があります。幼稚園のすぐ向かいには、勝田台小学校のグラウンドがあり、またはす向かいには図書館が入っている勝田台市民文化プラザもあるなど、駅に近いのに周囲はとても落ち着いた雰囲気です。

幼稚園には駐車場がないので、遠方から向かう場合は駅から歩くか、若しくは周辺にたくさん出来ているコインパーキングを利用することになります。
ちなみに私となび息子は自転車で頑張ってきました!
※入園式や卒園式などは1学年だけなので遠方の方を優先的に、園庭を駐車場として開放しているそう。また、運動会のときは向いの勝田台小学校の駐車場などを敷地をお借りすることもあるようです。

この日は特に行事もない平日の10:30頃。
ですが入口には割にお母さんの姿が多いような・・・?

『今日は年長さんクラスのお母さんが、ちょっとしたお手伝いに来てくれていたんですよ。』
園の入口右手にある職員室へ向かった際、先生がお話してくださいました。受付窓口が表に面していないので、どこにあるのか少し迷ってしまったのですが・・・門のすぐ右前にある建物の、入ってすぐ左手にありました。

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見学は自由に見てまわっていただいていいですよ!とおっしゃってくださいましたが、その前に窓口でホームページでは分からなかったようなことを、何点か質問させていただきました。

●幼稚園行事のお手伝いについて
先ほどお母さん方がいらっしゃっていましたが、結構お手伝いなどに園へ来る機会があるんでしょうか?

『そんなこともないですよ。年間に運動会や夕涼み会、発表会などいくつかイベントがあるのですが、それぞれ皆さん一人一役担当していただいていて、そのイベントの前日や当日だけお手伝いに来ていただく程度です。ただ、各クラスで役員さんをお願いしているんですが、その方々には何回か足を運んでいただくことはあります。
お手伝いではありませんが、他に来園いただく機会として個人面談と参観日がありますよ。個人面談は1学期と2学期に行っていまして、その際には15分程度園でお話する機会をいただいています。もちろんお仕事やご用事がある方もいらっしゃいますので、別の日にずらしたり、お迎えの際にお話をしたりということでやりくりしています。
参観日は各学期に1回(計3回/年)ありますが、どなたもいらっしゃらないとお子さんがさみしい思いをされるということで、お母様かお父様などが大抵皆さんいらっしゃっていますね。』

●園での格好は?
よく園内では裸足だったり下着で過ごす・・・なんていう園もありますが、勝田台幼稚園ではどのような格好で過ごすんですか?

『入園・卒園時や登園する際などは制服ですが、園で過ごすときには体操着ですよ。今は夏なので水色のハーフパンツに白いシャツですが、冬は長袖にジャージなどで過ごします。プールなど特別なことがない限り、裸足ではなく靴を履きます。』

ちなみに、鞄等を含んだ一式が約24,000円程度だそう。また、体操着一式は約8,900円程度になるようです。

●入園時にオムツはずれなど何か条件はあるんですか?
オムツはずれや着替え、ボタンつけなどを入園条件にしている園もあるようなんですが、勝田台幼稚園は何かあるんでしょうか?

『いえいえ、特に設けてはおりません。オムツはずれも出来ているに越したことはないですし、完了して入園するケースがほとんどですが、毎年数人はまだという方はいます。けれど入園してしばらくする頃には皆さんとれていますよ!』

●延長保育について
延長保育の時間は14:00〜17:00とありますが、この利用方法はどういった感じになっているんですか?

『外出などでお迎え時間に間に合わないときに、お電話で連絡をいただいたりということもあります。必要なときには1時間につき300円の別料金で延長保育を行っています。また、お仕事などで定期的に延長保育をご利用になる方には、1か月何時間でも定額5,000円の月極制もあります。』

延長保育の園児用に追加でバスを出したりはするのですか?

『大体普通の送りに16:00頃までかかってしまうので、延長保育用のバスは扱っていません。皆さんには直接園へ17時までにお迎えへ来ていただいています。』

●園バスについて
バスは月額料金のみが掲載されていましたが、1回いくらというのは無いんですよね。

『そうですね。料金は月額3,000円と月単位でお支払いいただいているので、単発でのご利用はいただけないんです。ただし、兄弟でご利用になる場合はお1人分の料金だけで、他のご兄弟は免除になりますよ。あと、登園では“バス・ラポ”という携帯やパソコンで園バスの運行状況が把握できるシステムを導入しています。特に新学期などはバスが遅れがちになるのですが、そういうときにもこのバス・ラポで確認ができるので安心です。ちなみに、園バスは園児が登園に慣れてくる頃になれば、大体時間は一定になってきますよ。もちろん交通状況によって左右もされますが・・・。』

●クラス分けについて
行先の小学校によってクラスを分けていると聞いたことがあったのですが、どのような扱いになっているのですか?

『年少〜年長までそれぞれ3クラスずつあるのですが、年少のうちはまだどの小学校へ進まれるか不明ということもありますので、まずはバス送迎の区域が同じような子どもたちを集めています。
年中からは卒園するまでクラスが変わらないので、入学予定の小学校によって3クラスに分けています。それも、勝田台小、勝田台南小や村上小、最近はゆりのき方面や志津も近いので登園されている方も多いですし、やはりこちらも方面的に同じ小学校を固めるような感じでクラス編成を組んでいますよ。』

一通りこちらからぱたぱたーっと質問してしまったのですが、丁寧にひとつずつ時間をかけて教えていただけました。こちらの職員室にいらっしゃる先生方も、あとで見学したときに見かけた園児に接している先生も、皆さんとても明るく優しそうで、そして特に語尾などの言葉づかいが丁寧なのが印象的でした。
あまり年配の方を見かけることがなく、はつらつとした若い先生が多くて活気がありそう!

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そのあとは、なび息子を連れて園庭の様子や、1階の教室を外からささっと見学させていただいたりしました。この日は年少さんのクラスが園バスで飯綱公園へ園外保育に出掛けていて、また年中さんは外で運動会の練習をしていたので、1階全クラスは空き状態でした。
ちなみに、2階の年長さんクラスからは楽器の音が聞こえてきていました。3クラス分の教室以外は、課外活動や何かほかの目的用にスペースを充てているそうです。

とにかく園庭が広い!
図書館側の道路から見える園庭のほかにも、中央の園舎をはさんだ反対側にも半分くらいの園庭があるのに初めて気付きました。こちら側は園の門を入ってすぐ目の前に広がっていて、海賊船をモチーフにしたトンネル式の滑り台などが楽しい遊具があったり、年少タイプ・年長タイプと座る高さの異なるブランコが置いてあったり、ローラー型の長めな滑り台があったり・・・と、なび息子を誘惑するものが並んでいます。また、鳥小屋なのか、大きめな動物飼育用の檻も見えました。

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創立40周年というだけあって、植栽もビッグです。
門側の園庭を囲むように数本の巨木があるのですが、ここから生い茂る葉がちょうど園庭の屋根のようにうまくかぶさってくれていて、天気の良い日でしたが、日陰を探すことなく遊べるほど!
セミの鳴き声を聞いたり、巨木に登ろうとしたり、心地よい風を受けながら年少さん向けなブランコに座ったりと、のーびのびと遊ぶなび息子を見て、この幼稚園だったらこうした外遊びがものすごく良い影響を与えてくれそうだなぁ・・・と未来の様子をふと描いたりしました。

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そうそう、遊具や園舎もきれいにペンキが塗られていて、40年とは思えないほど清潔に維持されています。住宅も10年毎にペンキを塗ったりしないと家に痛みが出るのと同じく、園でももっと短い間隔でメンテナンスをしているとのことで、前回塗りなおしてから3年ほど経つようです。

T字型に向き合っている園舎の渡り廊下部分を超えた向こうには、また雰囲気の違う園庭があります。園庭というより“グラウンド”の方がしっくりくるような感じかしら。
こちらではスペースを一杯使って年中さんが運動会のお遊戯を特訓中!なび息子と背丈ではあまり変わらないような気がしましたが、こんなみんなに混ざって先生の指示通りに動けるようになるのかしら?と想像もつきません。
移動後は、ちゃんと前ならえもして並ぶし、終わりの挨拶も揃っていて、とても可愛らしくもあり、きちんとしているなぁという印象も受け・・・。

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手洗い場が各クラスの前に数か所あるのですが、そこにはビオレ泡ハンドソープが3つの各蛇口の前に置いてあって、それも「わー!網でくるまれた石鹸が結んであるんじゃないんだー!」なんて変に感動したりしました。遊んじゃわないのかな??(しないんでしょうね。)

この日は、クラス毎の保育は(年長さんは上の階だったし)見学しなかったのですが、また見に来たいなぁと思いつつ、遊具からなび息子を“引きはがす”のに苦労しつつ、園を後にしました。

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幼稚園を見るポイントって、どこにおいたらいいのかまだやっぱり曖昧ですが・・・でもまぁ、重点を置く場所は人それぞれでしょうし、結局自分がいいな!と思えるところを、自分で感じるのが一番なのかもしれないですね。
そういう意味でも、やっぱり実際に足を運んで見学するって、本当に大切だなーと、つくづく感じた勝田台幼稚園でした。いくら園庭が広い!と聞いてはいても、その場に立ったときのこういう開放感や巨木に囲まれる気持ちよさは分からなかったんだもの!

※勝田台幼稚園 その他参考情報 平成20年9月時点

●入園までに必要な経費 
※あくまで現時点での参考金額です。諸経費は変更する場合もあるので、必ず詳細は園へお問い合わせください。
※表示金額は税込です。


(平成19年度入園時の諸経費)
  出願料   入園料   維持費   合計
3歳児 3,000円  60,000円  30,000円  93,000円
4歳児 3,000円  50,000円  20,000円  73,000円

(毎月の経費)
保育費  3歳/22,000円  4歳/22,000円
PTA会費 3歳/1,000円   4歳/1,000円
バス代(利用者のみ) 3,000円
暖房費(11〜3月) 500円
給食費(1食275円) 実費

●給食について
月・水・木の週3回が給食、あとの火・金がお弁当とのことです。
(価格)給食1食/約275円

●課外教室について
体操、ピアノ、サッカー、バレエ、英語など(費用・回数はそれぞれ異なる)

●学校法人 千葉鷹野学園 勝田台幼稚園 047-482-4703
千葉県八千代市勝田台2-15(地図
【ホームページ】http://www.katsutadai.ed.jp/index.html
※八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら
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2009年09月12日

【八千代市の幼稚園】まこと幼稚園

今年4月から新しい園舎へと生まれ変わった、八千代台駅近くにある「まこと幼稚園」を見学してきました!昔からあるので、ママ友達やご主人が通っていたという話もよく耳にするのですが・・・当時の園舎を知っている方はものすごーくビックリされるほど、近代的でキレイな建物になりました。

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もともと敷地が横長に広くて、駐車場スペースに困るような場所ではなかったようなのですが、隣接された駐車場も台数が豊富ですし、セキュリティ管理がきちんと出来る出入り口にもなっています。

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見学に伺ったのは、実は6月・・・。
この日はようやく園庭に芝を敷き詰める作業に入ったということで、完成した様子を拝見することは出来なかったのですが、いやはや。圧巻の広さとのびのび遊べそうな遊具の配置に驚きました!

『子供たちのサッカーや走り回ったりする遊びなどの妨げにならないよう、出来るだけ中央のスペースは残しておきたいのですが、あともう少し砂場や遊具などを用意できればと思っています。夏は組み立て式のプールを出す予定ですよ!』

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問い合わせてお伺いする日が重なったお母さん方数名と、一緒に園内を見学させていただきました。皆さん来年入園予定となる、なび息子と同学年のお子さんを連れていらっしゃったのですが、どの子も目の前に広がる園庭へ駆け出したくてたまらない様子!何とか私もなび息子の手を引き引き、先生のあとへついて年少さんのクラスから拝見させていただきました。

年少さんは、丁度朝の会が始まる10時頃から見学。
数人で囲める長テーブルの角には、それぞれ子供たちの名前シールが貼ってあり、そこへ園児が各自座って名前が呼ばれるのを待っています。
元気にご挨拶したり、歌を大声で元気よく歌ったり。子供らしい雰囲気満載の教室には、先生が2名いらっしゃって、時折姿勢だったりおしゃべりだったりを園児に注意しながらお行儀よく過ごす習慣を躾けていました。

朝の会がひととおり済むと、「昨日覚えた漢字3つ、覚えているかな?」と黒板に貼られた紙を園児の前に差し出します。復習したあと、今日も新しい漢字を3〜4枚紹介するなど、毎日のように漢字にふれているそう。また最後には覚えた漢字の出てくる漢字絵本を読むといったこともするんですって。

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↑ 園の玄関の様子。カラフルな靴箱が並んでいます。

朝の会が終わると、それぞれの部屋でこうしたワークや製作、体育指導などの活動が行われます。

『何種類もの項目をやると授業のようになってしまうので、1日につきひとつのテーマに絞って活動を行っています。最近の小学校では、子供たちが1時間きちんと机に座っていられないという問題があるようですが、この活動を通して“きちんと1時間机に座っていられる子”へと成長できるよう取り組んでいます。
ですから、例えば漢字の絵本読みなども“ここまで出来なければならない”という目標を持たせているわけではなく、あくまで楽しく色々な体験させるということに重きをおいて進めているんですよ。』

年中さんは、園舎と渡り廊下で繋がっている2階のホールで、講師による体育指導を受けている最中でした。
今日はマットや跳び箱、鉄棒や輪などが並べてあり、それらででんぐり返りしたり、くぐったり、カエルのように両手両足でぴょんぴょん飛んだりということを一人ずつ順番にこなしていくという課題のよう。
一クラス全部で30名近くいるという園児が、男女で分かれてそれぞれ列になり、体育座りで自分の番を待っています。クラス担任の先生も手伝いながら、出来ない子にはチャレンジさせるけれど無理に頑張らせるということではなく先へ進めさせていました。

さすが年中さんということもあってか、列から駆け出したり特別騒いだりする様子もなく、ちょっと前後のお友達とお話している程度でお行儀よく順番を待っているんです。
幼稚園に入ると、こうも落ち着いてくれるのかしらね?(それとも、やっぱり園の指導の成果??)

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↑ 2階が体操教室を行うホールになっています。

年長さんのクラスは、はさみを使ったワークに取り組んでいる最中でした。自分たちの弟や妹を思い出してか、とても優しく声をかけてくれたり「近くに寄るとあぶないよ!」と注意をしてくれる子もいたり。
どのクラスへ行っても、あまりキチキチとした窮屈感がなく、どことなくフンワリと優しい雰囲気を感じました。先生方も、園児に対して大人同士の同じ目線というよりは、どこか見守るような、どことなく一歩引いて諭すような対応をなさっていて、きっと子供たちにもそういう雰囲気が伝わっているのかなぁ?と思えました。

このあと12時からお弁当若しくは給食があり、13時から自由遊びだったり課外教室があったりするようで、降園は14時半となります。
丁度お弁当を食べているプレ保育の教室を覗くことができたのですが、なび息子と同じ学年になる子供たちが、ちゃーんと各自テーブルに座ってお弁当を広げていました!ひとりでこうやって先生や友達と過ごしているという光景を見るだけで、感動してしまうわ・・・。

まこと幼稚園が実施している子育て支援教室では、月曜日の母子一緒に参加するクラスに加えて、子供だけが通うプレクラスにも参加することが出来るようになっています。最初の2回ほどは9時〜11時まででお迎えにいくことになりますが、3回目以降は送迎は園児と同じバスに乗ることに!

『満3歳の誕生日を迎えたお子さんは、月曜日以外に週2回・3回又は毎日通うことも可能です。園児と大きく違うのは、昼食のあとお昼寝の時間が入ることですね。朝9時から15時まで、園庭で遊んだりとのびのび過ごしていますよ。』

園児のように全部制服を揃えたりする必要は無いようですが、毎日通う場合は体操服を購入するそう。また、カラー帽子やシール帳、お誕生日カードなどは通う日数に限らず用意するみたいです(2,000円弱くらい)。
プレ保育はかなり人気なようで、6月の時点ですでに木曜クラス以外は一杯とのことでした。気になる方は早めに問い合わせたほうが良さそうです。

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一通り園内を見学したあとは、お部屋で30分ほど入園についてのお話を伺ったり、質問をしたりする時間を取ってくれました。その間、なび息子は資料にぐるぐる絵を描いてみたり・・・、一緒にいらしたお子さんたちと遊び始めたり・・・。
静かに座ってて!なんて声をかけるも、先生は「いいですよ。じっとしていられないものね、気にしないでくださいね。」なんて言ってくれてました。

帰りがけには、広い園庭で少し遊ばせていただきました!
砂場やジャングルジム、遊具の中に入って探検ごっこ。丁度園庭の奥は急な斜面になっている山のような森が広がっているので、外へ出てしまうこともないですし、自然の溢れる広々とした空間で楽しく過ごせました。

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子供らしくのびのびとした毎日が楽しめそうな、開放感のある雰囲気一杯の幼稚園でした!ぜひ気になる方は、幼稚園へ見学に行ってみてはいかがですか?見学はいつでも受け付けているので、5〜6月など早めに行ってみてもいいかも。
ちなみに、うちも来年からいよいよなび息子は幼稚園へ入園する予定!出産が間近なので、去年から色々見学に行っておいて本当に助かりました。幼稚園選びは、早めに動くと気持ちが焦らなくてオススメです!

【まこと幼稚園 参考詳細情報】※平成21年9月時点

●入園までに必要な経費
※あくまでH21年9月現時点での参考金額です。諸経費は変更する場合もあるので、必ず詳細は園へお問い合わせください。
(入園時)
面接料/2,000円、入園料/60,000円
※入園料に限り兄弟割引有り(20,000円引き)

(入園後の諸費用)
保育料/19,000円
※年少〜年長まで保育料に変更はありません。
※満3歳児クラスも同額。ただし、毎日通園しない場合は週2/7,000円、週3/10,000円。

行事費等/2,500円
暖房費/600円(11月〜3月まで)
通園バス代(利用者のみ)/1,500〜3,000円
※バス代は距離により異なります。
給食費(週2回)/280円(1食)
制服・かばん他一式 初期費用/約26,000〜27,000円程度
教材費(新年度毎)/8,000円程度

●兄弟組への減免措置
入園料を40,000円とする(20,000円引き)

●給食について
月・木は給食、火・水・金はお弁当があるそうです。最近はアレルギー体質のお子さんが多いため、牛乳の配布はありません。その代わり、園でお茶が用意されるので、園児はコップのみを持参します。ただし、夏や運動会前などは各自水筒を用意します。
(価格)
給食1食/280円

●園バスについて
毎年園児の住まいを考慮して、ルートを組み直すそうです。そのため送迎時間が変わることもありますが、変わる対象の家庭には事前に「変わりますがよろしいでしょうか?」と確認の連絡がくるそう。
なお、子育て支援教室に参加しバスを利用する場合、年度の途中からはルートを変更できないため、最寄りの園バス停を利用します。
(価格)
バス代1人/1,500〜3,000円(1ヶ月)
※園バスは距離により料金が異なります。

●オムツはずれについて
取れている方が良いですが、入園条件としては特に強制していません。どうしても外れない子はオムツで最初通園しているお子さんもいらっしゃるのでご安心をとのことです。
また、制服などの着替えについては、入園前の2月末に配布されるので、入園までに練習したりしますが、ボタン付けなども特に入園条件はないそう。

●延長保育について
延長保育は平日の場合、当日の申し込みでも大丈夫です。バスに乗る時に伝えられず、日中急に用事が出来た場合などは電話で直接連絡すればOK。代金はお迎えの際に現金で支払います。なお、土曜や長期休暇中については事前予約が必要です。
(時間・費用)
14:30〜18:30(土曜・夏冬春休みは8:00〜17:00まで)
【1回】1時間につき200円(30分 100円)
※おやつ代込み
※延長保育用のバスはありません。直接お迎えのみ。


●課外教室について
新体操、サッカー、テニス、体操教室
お昼を食べた後、13:00から1時間園内にて行います。その間、参加していない園児はお部屋で遊んだりして過ごします。ラケットなどの道具は全て貸してくれるので、特別に持参する必要はないそう。

●幼稚園行事のお手伝いについて
まこと幼稚園では役員を設けていません。運動会やお餅つき、夕涼み会のときにはお手伝いできる方に声をかけてご協力いただくといった程度で、基本的には先生主体でどの行事も運営するそうです。

●クラス分けについて
1クラス30名を目安に、年少〜年長まで各4クラスずつ用意されています。

※情報はあくまで園を見学した一部で、すべてではありません。子供やママの考える方向性によってメリット・デメリットに思うポイントも異なりますし、ぜひ興味のある園は直接見学に行ってみてくださいね。

●学校法人山口学園 まこと幼稚園 047-482-8512
千葉県八千代市八千代台東2-5(地図
【ホームページ】http://www.kidslink.jp/makoto-1/
⇒八千代ナビ!八千代市の幼稚園一覧はこちら
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2008年10月29日

【八千代市の幼稚園】八千代市立しろばら幼稚園

※しろばら幼稚園は、2012年3月15日の卒園式をもって閉園しました。
さよならしろばら幼稚園(早耳レポート)
http://yachiyonavihayamimi.seesaa.net/article/246268164.html

八千代市で唯一の公立幼稚園「八千代市立しろばら幼稚園」を見学してきました!
平成14年に勝田台南小学校の校舎1階へ移転したそうで、幼小一貫教育のモデル園として様々な取り組みや機会があるとのこと。一体どんな雰囲気の幼稚園なのかしら?

場所は勝田台駅南口から、ひたすらまーっすぐ進んだ先にあります。
勝田台図書館や勝田台小学校を超えて、勝田台中央公園も突っ切って、4丁目〜5丁目あたりをラウンド状に道路が走っている丁度その内側に勝田台南小学校があるんですが、しろばら幼稚園の入口はラウンド状道路側。
車の場合は、リヨンのパンやさんがある通りを道なりに走ると左折で駐車場へ入れます(事故防止のために、左折で入って左折で出るよう一方通行で誘導しているそうです)。

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と分かったのは、たどり着いてから・・・。
自転車で向かったんですが、勝田台中央公園側にある小学校の入口から入ってしまったのでいきなり迷子に。校舎とグラウンドの間を「え?ここ通っていいの?」と思いながらもおろおろと突っ切っていると、丁度休憩時間が終わるチャイムが!グラウンドから校舎へとなだれ込む小学生に、危うく巻き込まれるところでしたが・・・何とか邪魔になることなく“しろばらようちえん”の文字が書かれた玄関に到着。小学生の玄関が本当にすぐ左隣りに並んでいて、あまり境をつくるような構造にはなっていないようです。
インターホンで職員室へ声をかけると、園長先生が中へと案内してくださいました。

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小学校の一角にあるとは知っていたものの、全く別の建物かと想像していただけに驚きました!“一角”というよりも、小学校のクラスのひとつみたいです。
『この幼稚園側の上には、確か4年生のクラスがあるんです。ですから、年長さんのお部屋と職員室の間にある階段は、小学生の子どもたちが普通に使う通路になっています。園児と行き交うときにも挨拶し合ったりと、同じ学校内の生徒同士といった雰囲気で接してくれますよ。』

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そんな幼小一貫の教育が目新しいしろばら幼稚園ですが、特色についてお伺いするとこんな答えが返ってきました。
『ここは公立の幼稚園ですし、毎月6,000円という保育料で成り立っていますから、私立園のように英語だったり鼓笛隊だったりと特別な教育プランというものは用意していません。普通の、何の特別なことがない幼稚園かもしれませんが、設立以来一人一人を大切に個性を育んできました。特別なことを与えたりと詰め込み式に接するのではなく、生活習慣を重視しつつ子どもたちの成長に合わせて、“元気な子、なかよくあそぶ子、くふうする子”の育成を教育目標に取り組んでいます。』

幼稚園として利用されている部屋は、玄関を入って右にある職員室とホール、向いに伸びる廊下沿いの年長・年少クラス、それに保護者が打合せや作業などに利用できる部屋に園児用のトイレです。さらに園児専用の園庭も教室に面して用意されているのですが・・・年長・年少と各1クラスずつ、全部で60名程度と人数も少ないだけに、今まで見てきた幼稚園と比べてもかなり小規模な印象!

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『少人数だからこそといいますか、しろばら幼稚園には“教師と父母の会”というのもありまして、園を教師だけではなく保護者の方々も一緒に運営しています。他の幼稚園でもあるような園全体の役員さんは、4月の総会で年長さん3名、年少さん2名の計5名を決めます。その他の方々にも、様々な形で園の運営や行事などに参加していただいているんですよ。』

具体的なところでは、先月27日に行われた運動会の用具係や放送係、発表会の道具係を担当したり、卒園大作をサポートしたり。また、たびたび行われる園の行事(移動動物園や親子交通安全指導など)では、子供たちの写真を撮ったりもするそう!
園内に用意されている保護者用の部屋には、パソコンも用意されていて写真を修整・プリントアウトしたりするのにも利用しているとのことでした。
また、芋掘りだったりハロウィーンパーティなどといった催しを企画する係なんてのもあるらしく、こうした役割を皆さんで調整しながら分担しているんですって。

さらに、園バスがないので車で登園する方も多く、敷地への出入りで事故が無いように入口で誘導する、「交通当番」といういわば“みどりのおばさん”的な役割もあるようです。年少さんのうちは2人のお母さんが付きますが、慣れてきた年長さんのお母さんは1人だけで担当するそう。月に1回(年長さんは2月に1回程度)回ってきますが、小さなお子さんがいるお母さんもおんぶしたり、他のお母さんに見てもらっていたりと、うまくやりくりしているとのこと。
ちなみに、しろばら幼稚園の保育時間が9:00(9:20)〜14:00(14:20)となっているのは、駐車場がスムーズに利用できるよう年長さんと年少さんの登園時間をずらしているからだとか。結構駐車場は台数が多いのですが、園バスが無い分かなり配慮しているようです。運動会など行事の際は、遠い方を優先してもらったり乗り合いで来ていただいたりと保護者の中で譲り合って利用されています。

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お話を伺っていて、幼稚園へ送り出したらお母さんの役目はおしまい!というより、しろばら幼稚園での2年間を親子で一緒に過ごしていくというような印象を強く受けました。幼稚園での成長ぶりや普段の様子が事あるごとに見ることが出来て、先生にすべてお任せではなく自分たちも成長の一端を担えるというのは、ある意味ものすごく有意義な機会かもしれません。
幼稚園を過ぎれば、もっともっと親の手を離れて自立していくんですものね。“園のお手伝い”と言えばそれまでかもしれませんが、自分の子どもがより楽しく通える環境作りを手助けしているわけですし、きっと卒園の時には達成感というか充実した思いがひときわ大きくなるんじゃないかしら。

『しろばら幼稚園を卒園した子どもたちの半分くらいは、この勝田台南小学校へ進学しています。小学校での役員さんも、卒園したお子さんのお母さんが担ってくださったりと、学校への思い入れも大きいようです。校長先生からも“学校には今どき流行りのモンスターペアレンツのような無理をおっしゃる方がいなくて、逆に大変協力的な保護者の方々ばかりで有難い”とお伺いしているほどなんですよ。』

なるほどー。
むしろ、子どもより親が幼稚園で“協力する心”を学ばせていただいているといったところかしら!

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発表会が近いそうで、この日は年長さんがホールで一生懸命練習しているようでしたが、普段の生活スタイルについてもお伺いしてみました。

●園での格好は?

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『入園時に手作りか市販(園でも販売しているそう)のスモックを用意していただき、それを私服の上から着ています。汚れたり汗をかいたりしたときのお着替えが入れてある巾着袋が廊下にかかっていますが、これも手作りや市販のものです。
他にも週末各教室で用意している絵本を、好きなもの1冊持ち帰ることになっているのですが、そのときに使う手提げ袋も用意していただいています。』

運動会でも“白いTシャツに紺色の短パンなど”という指定だけで、とくに運動着などは用意していないそうです。また、夏の間はスモックは着ないで、私服のまま過ごすとのことでした。

毎月お誕生日会があるそうで、その時はお子さんによそ行きっぽいキレイめなお洋服を着るんだそうです。ちなみに、その誕生日会にはお母さんも出席して、年長さんでは“名前の由来”を、年少さんでは“赤ちゃんの頃の様子”を発表するんですって!

●園ではどう過ごすんですか?

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『登園後は部屋遊びのあと課題(運動会や発表会の練習)や、ワークブック(年長さんは文字、年少さんは線などのおけいこ)、折り紙、お絵描きなどをして過ごします。雨が降っていなければ、必ず午前中に一度は外遊びをするようにもしています。』

小学校のグラウンドではなく、幼稚園専用の園庭で外遊びをしているそうです。年長さん・年少さんの各クラスからすぐ外に出られる感じで隣接しています。
ただ、全く小学校の方を利用しないわけではなく、例えば先日行われた小学校の運動会後の代休日を利用して、ピクニック風にみんなでグラウンドへ遊びに行ったりもするそうです。
外遊び以外にも、近くの公園や勝田台中央公園などへもお散歩しに行くことがあるとのことでした。

遠足行事は、5月に年長さんは葛西臨海公園へ、10月に年少さんが千葉動物公園へ出かけるそう。先生だけが引率していくのですが、先生の人数が年少さん2人、年長さん1人、用務員さん、園長先生の5名のみなので、その日は総動員するため片方のクラスは休園になります。

●お昼やそのあとはどんな過ごし方なんですか?

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『お昼は給食とお弁当がそれぞれ2回ずつ、水曜日だけは午前保育でお昼はありません。給食には牛乳込みで320円ですが、来年からは値上げすることになっていまして、345円程度になる予定です。
お昼ご飯のあとは、各自好きな遊びをしています。ピアニカを吹いたり、外で遊んだり、雨の日はホールでも遊んだりしています。14時(年少さんは14時20分)になると、延長保育はありませんのでみんな一緒の時間に帰ります。』

水曜日はあっという間に午前保育が終わってしまうので、下のお子さんがいるお母さんは勝田台のステップへ遊びに行って、お昼前にお迎えへ来るといった方が多いそうです。

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お話を耳にしている方もいると思いますが、実はしろばら幼稚園の廃園について、12月の市議会に提言書が出されています。“子ども在り方委員会”で検討されてきたようで、しろばら幼稚園の保護者2名や園長先生、私立幼稚園の園長先生なども含めて計8名ほどで話し合いの場が持たれたものの、現在八千代市では園児対象の子どもたちが大勢いる中で、60〜70名ほどしか入園できない公立園は、補助金の関係から平等なものではないという判断に至ったそうです。
まだ可決された内容ではありませんが、恐らくこのままいけば来月11月受付の21年度入園児、さらに22年度入園児の2回の募集を持って廃園ということになる見込みで、八千代市からは公立幼稚園がなくなってしまうことになります。

けれども「廃園」の噂だけが先走りをしてしまって、入園希望の人数が極端に減ってしまうのではないか?という不安の声を、在園児のお母さんからお伺いしました。
『廃園といっても公立園ですから、在園児がいる状態で無くなってしまうわけではありません。22年度入園のクラスが卒園を迎えるまでは、しろばら幼稚園は継続されますし、今までと変わりなく2年間の保育を行ってくれることになっています。
廃園は大変残念なことですが、余計な不安を抱えていただくことなく一人でも多くのお友達に入園していただいて、楽しくアットホームな園での毎日を一緒に過ごせればという思いが、現在通園をしている保護者の願いでもあるのです。』

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幼小一貫教育のひとつで、芋掘りもそろそろ行われるとのこと。
園庭の横あたりに大小3つほどの畑が耕されているのですが、芋を植えるのも小学生のお兄さん・お姉さんと一緒にチャレンジし、掘ったお芋は一緒に焼き芋会をして美味しくいただくそうです。
在園児のお母さんからは、こんな声が聞こえます。
『入園前は“同じ小学校に通うお友達のいる幼稚園がいいな”くらいにしか幼稚園と小学校の関係を考えていませんでしたが、実は少しずつ小学校の中を見ることのできる幼稚園に通うことで、どこの小学校に行っても、違うお友達と会っても その場所や雰囲気を知っているということが子どもたちにとって何より心強いことだろう!と入園してから気づいたのです。我が家は南小学校に通う学区に住んでいませんので、小学校は別へ通うことになります。でもきっと高学年のお兄さんもジャージの先生にも怖がることなく小学校へ通う息子の笑顔が見えるような気がします。』

幼稚園だけではなく、その先のステップまでも自然と心の準備が整っていくしろばら幼稚園の幼小一貫教育。入園募集はあと2年と限定されてしまいそうですが、ぜひご興味のある方は一度見学に行ってみてはいかがですか?

※しろばら幼稚園 その他参考情報 平成20年10月時点

●入園時にオムツはずれなど何か条件はあるんですか?
2年保育なのでオムツでお困りの方は今年はいらっしゃいませんでしたが、3月など早生まれのお子さんだと今までいらっしゃったかもしれません。でも、特にオムツはずれやボタンを留められたりといったことなど、入園条件はありません。
条件ではないのですが、11月の入園説明会のあとに2月にも説明会を設けていて、そのときに生活習慣を規則正しくしてくださいとか、こういうことは出来るようになると園の生活がよりスムーズになるというポイントなどはお伝えしています。また、そのときに園で必要なスモックやカバンなどご用意いただくものもご連絡しています。

●延長保育について
無し

●園バスについて
無し

●駐車場について
コンクリートで平置きの、停めやすい駐車場スペースが入口に用意されています。台数もかなりあるので、園バスはありませんが登園には十分利用できるようになっています。

●給食について
給食は月・木の週2回、お弁当が火・金の2回で、水曜は午前保育でお昼はありません。
(価格)給食1食/320円(牛乳代込み)
※来年から345円ほどに値上がりする予定だそうです。

●課外教室について
無し

●入園までに必要な経費 
※あくまで現時点での参考金額です。詳細は園へお問い合わせください。
入園料/無料
毎月の保育料/6,000円
教材費/入園時に4,000円程度(おはようブック、防災頭巾など)
冷暖房費/無し
給食費/320円(1回)※来年から345円ほどに値上がり予定
  
●八千代市立しろばら幼稚園 047-484-7321
千葉県八千代市勝田台5-9(地図
【父母の会blog】http://shirobara-youchien.cocolog-nifty.com/blog/
※八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら
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2008年09月20日

【八千代市の幼稚園】第二八千代幼稚園

米本団地内にある「第二八千代幼稚園」を見学しに行きました。こちらは大和田新田にある八千代幼稚園の姉妹園で、園での格好や教育内容などはほぼ同じなんだそうですが、八千代幼稚園は2年保育、第二は3年保育を行っています。

第二八千代幼稚園では、「自然のままの子供の様子をお母さんに見ていただいた上で判断いただきたい」という理由から、入園説明会をあえて設けていません。朝9時半〜10時頃に直接来て、園児の様子をぜひ見学してくださいとのこと、私も早速なび息子を連れて米本団地へと車を走らせました。

米本団地は16号側と、中央に走る公園(というか遊歩道?)をはさんだ向こう側に外周道路があるんですが、幼稚園へたどりつくには“向こう側”へ回り込まないといけません。道の駅に近い米本交差点から入ってしまうと迷子になるので(なりました)、その手前の米本団地南交差点から入り、3-4棟を左折し道なりに坂を登っていき、突き当りを左へ進んでいくと右手に園舎が見えてきます。

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車が入れるのは園舎左の駐車スペースまでで、幼稚園の正門前は遊歩道になっているので飛び出しの心配はなさそうです。通りには買い物や散歩に出掛けている団地の方々が行き交い、遊歩道からフェンス越しに園庭を眺めている人も見かけました。
『園庭で遊ぶ子どもたちを、自分の子供たちを通わせていたおじいちゃんやおばあちゃん、近所のお母さんなどが散歩ついでに眺めていたりと、皆さんに見守られながら子どもたちは遊んでいるんですよ。』

以前は普通の幼稚園並みの受け入れを行っていたそうですが、最近は少人数制に変え、一クラス20〜25名、年少〜年長まで各2クラスずつ、全体で130名規模に抑えているとのこと。しかも、どのクラスも先生が必ず2名付くんですって!
確かに、園庭に出ている子どもたちを十二分に見れるくらい、先生があちこちにいらっしゃって、言われてみれば多いような感じがします。外からも温かい目で見守られ、園内でもたくさんの先生に囲まれて、何だか安心して預けていられそう!

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白い門を入ってすぐ右手に職員室があるので、こちらで受付を済ませてから見学です。施設は38年経っているそうですが、常に園長先生が補修をしたり、ペンキを塗ったりとメンテナンスされているらしく、きれいに維持されています。
『建て替えという方法もあるかもしれませんが、安全に過ごせるよう建物がしっかりメンテナンスされていれば、あまり十分すぎる施設に改築したりする必要もないというのが園長の方針なんです。施設を充実させたところで、子どもたちの心が満たされるわけではありませんし、それよりもっと、心を育てる方法がたくさんあります。それに改築して、出来るだけ抑えている保育費用の負担がかさんでしまっては、元も子もありませんからね。』

職員室の横には、幼稚園ではあまり見かけない大きなプールがあります。そのプールをコの字型で囲むように廊下を進むと、2階建ての園舎にたどり着きました。なび息子は、金魚や川魚が泳ぐ水槽、廊下沿いにいくつも並ぶたらいに入ったカメ、カブトムシの虫かごなどに興味深々!
『まだまだ、うさぎやセキセイインコなどもいるんですが、これらはぜーんぶ頂き物なんです。あの川魚も、新川で釣りをしてきた方が下さったりして。』

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生き物に囲まれているだけではなく、こちらの子どもたちは農作物に触れる機会も沢山!すぐ近くに農園を借りているそうで、年長さんともなると、農園の方にご指導を頂きつつ、種まきから収穫まで一連の農作業を体験するんですって。年少さんは“良いとこ取り”をさせてもらって、イモ掘りなどの収穫部分を楽しませてもらい、年中さんはプランターなどで野菜を育てたり。

『今日も年長さんは、午前中は畑へ出かけていますよ!収穫した野菜は、持ち帰ってご自宅で召し上がっていただいたり、今度の参観日では包丁使って味噌汁作りをする予定もあります。ただでさえうまく作るのが難しい枝豆なんて、ちいさーい豆がちょこんと鞘に納まっていることだって少なくありません。それでも、一株収穫したものをご自宅へ持ち帰って、お母さんに喜んでもらえるのが子どもたちにとっては大変嬉しいことなんです。』

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園では普段どんな感じで過ごすのかを伺ってみました。

●登園〜朝礼
登園すると子どもたちはスモックをかぶって、天気の良い日はみんな園庭で遊んでいます。でも、そのまま午前中を過ごすのではなく、9:50になると、年長さんが行う“皆さんお片付けをしましょう!”という放送を合図に、一度キレイに「お片付け」をするんです。それから、全園児揃っての朝礼が行われます。
そこでは、園歌を歌ったり、月毎に変わる楽しい体操をしたり、去年のおゆうぎ会で発表した踊りをしたり・・・。
『せっかくの園歌ですから、運動会や特別なときだけ歌うのではなく、こうして普段から歌う機会があれば、口ずさむだけで自然と園の思い出にも繋がりますしね。それに、せっかく覚えたおゆうぎ会の踊りや体操も、その時だけじゃなくまた踊れる機会があるというのも楽しいものです。“普段やっていること”として取り入れていると、自然と運動会や発表会の本番にもつながっていくんですよ。特別なこととして身構えることがないですし、上手に踊れていると「お父さんやお母さんにも見せたい!」という気持ちや自信も湧き出てきます。』

普段の力をそのまま発揮させてあげたい!ということから、運動会は園庭で、発表会も1階でいつも練習しているホールで行うそうです。
『子どもたちが、どうしたら本来の力を無理なく発揮できるか?常に子どもの目線で、子ども中心に考えるようにしています。』

●遊び
朝礼のあとは、11時まで自由に遊べる時間です。
38年経つというこの園庭には、大きな木が生い茂っていて、園庭にはいくつもの木陰がうまれて過ごしやすい環境のよう。その脇には大型遊具がならび、小高くなっている丘の上にはなかなか幼稚園では見かけないようなロング滑り台も!

『あの丘の手前に見えるのは枇杷の木で、毎年6〜7月頃に実をつけるんですけれどね。実はあれ、園長先生が20年前に植えた種があんなに大きく育ったんですよ!ある日あんまりにも見事な枇杷を食べた園長先生が、その種を遊び心であそこに植えたら、まあ素晴らしく大きくなって。
木の幹が複雑に生えて、とても登りやすそうでしょう?あれは年長さんだけが“登るのを許されている木”なんです。年中さんでも登れるんですが、なかなか降りてこられないんですよね。案外、降りる方が難しいんです。だから、ここの園児は年長さんになると、すぐにあの枇杷の木へ向かっていくんですよ!憧れの木なんですね。』

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雨の日は、それぞれの教室で遊ぶそうです。
一番の流行り遊びは「廃品工作」だそうで、お家から牛乳パックやペットボトルなど、要らなくなったものを園で預かり、それを使って自由に工作するのに夢中だとか。
『牛乳パックのお面をコレクションしている子もたくさんいるんですよ。年長さんくらいになると、自分でお面の絵を描いて、目をくりぬいたりする難しい部分だけ先生に手助けをお願いに来たり。廃品工作は、家へ持って帰ると“捨てるのに困る”というお母さん方のお悩みも付きものですが、子どもたちはお家の方に見せることで安心し、満足するよう。少しの間だけでも飾ってくださいねー!とお願いしていますよ。』

年長さんにもなると、自分の教室だけではなく廊下や、年少・年中さんクラスにまで進んで遊びに出かけて、色々と遊びを教えたりしているようです。

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●ワーク
11時からは、お昼ごはんまでの1時間を集中して各教室で折り紙や工作、簡単なワークなどを行います。
『のびのび自由に遊ばせるのが方針とはいえ、小学校に入ってから差が出てしまってはいけないので簡単な勉強なども取り入れています。年少さんはクレヨンで線描きなどを楽しいワークを通じで覚えますよ。例えば、真っ白なお皿にぐるぐるとスパゲティを描いてみましょう!とか、空に雨を降らせてみましょう!とか、迷路をなぞってみたり。年中さんや年長さんになると、鉛筆の持ち方や書き方を覚えたり、かずやひらがなにふれていったりします。』

午前中にたっぷりと自由に遊んで満足しているせいか、子どもたちは集中してワークなどに取り組んでくれるようです。お話を伺った先生の中には、今現在もご自分のお子さんを通わせている方がいらっしゃり、こんなお話もなさっていました。
『母としての目線で遊んでいる子どもたちを見ているとき、ちょっと危なっかしいかな?と思うようなシーンもあるんです。それでも、出来るだけ子どものやりたいように、まずは手出しをなるべくせずに見守っています。案外、そうした子どもたちって自分で加減が学べるようで、うまい具合に怪我をしないんですよ。』

そういう“見守れる余裕”も、先生が2人体制で、且つ少人数制という目の行き届いた環境下でこそ出来ることなのかも。

●帰る前
帰る前には「お話の時間」があり、先生が絵本を読んだりお話をしてくれます。そのほか、園内にある図書室で、週1回絵本を借りられることになっていて、子どもたちの楽しみのひとつになっているとか。
『ここは、お母さん方が貸出管理をしてくれている部屋です。お母さんのサークル活動の場として今日は使っているためお見せできませんが、そのサークルで年1回行われるお話の日はとても子供たちに人気なんですよ。図書室の利用ですが、先生が絵本を読みに連れてくるほかは、普段自由に出入りさせていません。先生の目が届きにくいこともありますしね。』
各教室や預かり保育専用のお部屋にも絵本はたくさんありましたが、週1回に限って、この図書室で好きな本を選んで借りられるという特別感が、より一層子どもたちの本への興味を引き立たせているんでしょうね!


そうしたお話を伺いながら、園で過ごす子どもたちの様子などを拝見していたのですが、何度となく廊下ですれ違う子どもたちが「こんにちはー!」と自分から声をかけてくれるんです。さらにそこで、どこからともなく見ていた先生が「えらいね!ちゃんと挨拶できたねー!」と一言。ちょっと照れながらも、ぱぱぱーっと部屋へ入っていくその子どもの顔が、何とも印象的です。

それに、すれ違ったときに耳にする子どもたちの会話も気持ちの良いものでした。子どもらしさの中にも、言葉づかいの語尾に丁寧さがあります。一方で、何か指示をするようなときも、声をかけるときも、トゲも波もない優しくきれいな話し方で接している先生を見てると、こうした子どもたちの言葉づかいは、自然と影響されたものなのかもしれません。

年長さんが朝の放送をしたり、自分から挨拶をしてくれたり、さっきは農園から帰ってきた年長さんの男の子が、収穫してきたピーマンを私にくれたり・・・と、何だかあちこちに自主性が感じられるんです。思いのほか、色々と教えたり躾をしたりと教育タイプなのかしら?
『そんな、頭ごなしに叱ったり、こうしなさい!と指示することってないんですよ。例えば絵本が始まるときも、こっちを向いて集中しなさいと言うより、手遊びを始めることで自然と集中に向かわせます。“先生が、何か面白いことをしてくれる!”を興味を惹かせるというのも技術のひとつです。
教え込んでも、結局声をかけたそのときは出来ても、また同じ繰り返し。毎日の生活で自然と身についたものは、揺るがないものですよ。』

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ここの園児たちは、毎日の生活の中で自然と「待つこと・本読み・聞くこと」に慣れてしまうそうなんです。
確かに、運動会の練習をしていた年中さんも、私が話を聞きながら過ごした1時間ほどを、特に輪を乱すこともなく、かといって先生が注意したりする場面も見ることはありませんでした。
横一列にピシー!っと整列しているとか、そういう統制感というのではなく、それなりに子どもらしくはしているんですが・・・何でしょう?みんな穏やかなんですよね。
先生も辞める方が本当に少ないそうで、若いお姉さんのような先生から、そのお母さん世代、おばあちゃん世代・・・と、バランスのとれた職員体制というのも魅力ですし、きっと先生方にとっても過ごしやすい環境なんだろうということも察することができました。

「のびのび自発性豊かに育てたい」というお話を、見学前に電話でお伺いしていましたが、まさにそのとおりに子どもたちが過ごしているように見えました。園の方針っていうのは、単なる“看板”じゃなくて、きちんと反映されているものなんだわ!

“自分の子の性格を見極めて、その子に合った園を選ぶ”とよく聞きますが、この判断って、結局今自分が育てている家庭環境と、園の方針が同じベクトルを向いている幼稚園かどうかってことなのかも。あんまり家庭環境と違う雰囲気だと、それがその子にとってストレスになりそうだもの。
そういう意味でも、実際に目で見て、肌で雰囲気を感じられる見学って、本当に大切なことだと実感です!

【第二八千代幼稚園 詳細情報】
※平成20年9月時点
※あくまで参考情報ですので、詳細は園へご確認ください。


●幼稚園行事のお手伝いについて
一般的な幼稚園と同じように、役員さんを2名ほど決めます。その他、運動会や発表会などの行事毎に担当さんを決めて、当日のお手伝いをしていただくという程度です。
大掃除も子どもたちが行うのでお母さん方に来ていただいていないんです。年長さんになると、ちゃんと自分で雑巾絞りもしますし、日常のお掃除も子どもたちがテーブルを拭いたりするんですよ。
なので、参観日や運動会、発表会など、お家の方に来ていただく機会を含めても、来園をお願いするのは月1回あるかないかといった感じでしょうか。

●園での格好は?
兼制服ともなっている、園名入りの体操服の上にスモックを着て過ごします。この体操服のほか、登園時には帽子とリュックもお揃いの用品です。カラフルで可愛らしいリュックは、そのまま遠足のときにも使いますよ。

●入園時にオムツはずれなど何か条件はあるんですか?
いえいえ、オムツがはずれていなくても、ボタン付けや着替えなどが出来なくても全く問題ありません。オムツ、取りますよ〜!

●延長保育について
14:30〜17:30まで、フリータイムで600円(おやつ付き)。午前保育の日でも、11:30〜17:30まで同じく600円です。長期休暇時は、朝から夕方までの1日保育になるため1,000円になります。(※長期休暇時も、年末年始や職員研修のときなどお預かりできないこともあります。)
延長保育は、前もって申請していただきます。ただし、急な用事の場合は、空きがあれば当日受付も可能です。
上限が8,000円となっているので、その月に頻繁に預けても8,000円以上はかかりません。
延長保育用に追加でバスを出すことはないので、お迎えは各自園まで行きます。

●園バスについて
2,000円/月
ルートが限られているので、近くに園バスが来ない方はそのポイントまで自転車等で送迎するか、直接園まで車で送迎しているお母さんも多いようです。
ちなみに、米本団地の中に住む子どもばかりなのかと思っていましたが、団地に住む方々は年配の方が多くなってきており、むしろゆりのき台からバスで登園する子が多いそう。

●駐車場について
園に隣接された駐車スペースが数台あります。米本団地の中央付近に幼稚園があるので、外周道路から細い道を登っていったり、駐車場の出入りがぶつけそうで怖いという方は、少し園まで歩くことになりますが、外周道路付近にも専用駐車場があるようです。
※未入園の方で運動会を見学される方は、駐車可能な台数がかなり限られているため、徒歩若しくは公共交通機関でご来園ください。
※平常時の見学時であれば、駐車場の利用は可能です。16号の米本団地南交差点から入り、突き当りを左折。3-4棟の奥側の道を入って道なりにのぼり、突き当りを左へ道なりに進んでいくと右手に隣接駐車場が見えてきます。


●給食について
月曜日は全員給食の日で、それ以外の火〜金曜日はお弁当か給食かを、ご家庭の都合によって決めていただくことができます。毎日給食でも、毎日お弁当でも、週1回だけのお弁当でも構いません。
なお、内容の見直しは各学期毎に行うので、その学期内は曜日を変更することが出来ません。

1食/275円
※朝食やおやつで牛乳は飲む機会が十分あると思いますし、牛乳でお腹が一杯になってご飯が食べられない子供も多いので、“食べる”ことに重きを置くという方針のため、毎日の牛乳は用意していません。食事の時にはお茶を出しています。

●課外教室について
月・水・金/ヤマハピアノ教室
※金曜日だけはヤマハの先生の方針で、リトミック&ピアノレッスンが行われるそうです。
火/体操教室
木/サッカー教室
※課外教室は幼稚園に各専門の方が来て、別途料金で行うレッスンです。見学していても良いし、終わり頃に向かえに来ても良く、サッカーなど着替えが必要な場合も幼稚園の先生が園庭へ送り出してくれます。

●入園までに必要な経費 
※あくまで現時点での参考金額です。詳細は園へお問い合わせください。
入園料/70,000円
毎月の保育料/20,000円
冷暖房費/2,000円(年間)
バス代(利用者のみ)/2,000円(月額)
給食費/275円(1回)
※ご兄弟がいる場合は割引特典があります。
※4人目以降は、同時入園でなくても割引が受けられます。



●第二八千代幼稚園 047-488-2946
千葉県八千代市米本2205(地図
【ホームページ】http://daini-yachiyo.com/
※八千代ナビ!幼稚園一覧での紹介欄はこちら
posted by やちなび子 at 00:00| Comment(5) | 保育施設>幼稚園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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