2015年07月01日

八千代市立中央図書館&八千代市市民ギャラリー

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7/1オープン初日の午後、なび長男と八千代私立中央図書館に行ってきました!
この日は朝から小雨が続いていて、外観などがうまく撮れなかったので・・・
ほぼほぼ工事が終わった頃の写真で、位置確認・・・。

↓ 八千代市総合運動公園野球場の向かいあたりです。ゆらゆら橋の目の前!
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↓ 駐車場は260台!有料です ⇒詳細はこちら
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「県立八千代広域公園駐車場」と称されている敷地内の駐車場を利用したのですが、さすが台数を数字で見ていた印象のとおり、半端なく多くて停めやすい!しかも、駐車スペースの中に通路が多いので、停めてから子ども連れで向かうにも危なくない!
考えられたレイアウトです。
(ひとつ言えば、出るときにややルートが少し分かりにくくて迷ったんですけれど・・・)

駐輪場は無料で、正面口から向かって左側、川のほうにスペースがたくさんあります。
スクーターなども停まっていました。
車は4時間300円かかるので、晴れてるときは頑張って自転車で来ようかな・・・。

そうそう、まだ敷地周辺の歩道は工事中。
入口の丁度「村上橋」のバス停があるところなんて、歩ける部分が全然無いのでまだちょっと危ないです。

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徒歩や自転車で来る場合も、新川沿いの通路から入るところもまだ整備途中で通れません。川沿いからは何か所も出入りできる通路が作られるようですよ!

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あとは、イズミヤ方面の住宅街から入るルートも整備中の様子。
丁度、正覚院の前あたりの道路から歩いていけるようにしている最中のようです。どこもまだ行き止まりで、しばらくはアースメイト前の正面入口まで回り込む必要があるようです。

↓ すぐ裏には陸上競技場。柔らかい素材で出来た赤い歩道で続いています。
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↓ こちらが建物の正面口!
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まず表から目に入るのが、入口左のラウンド状になったガラス張りのフリースペース!
ここは飲食可能で、誰でも自由に利用できます。
喫茶フリースペース「アルトマーレ」というお店があって、軽食やコーヒー、アイスなどが販売されているんです。

話が前後してしまうけれど、帰りにここでアイスを食べていったんですけれども。
ここのアイスは、道の駅やちよのプチシャンテリーなんです!
しかも、お店の右側のショーケースにすっごく美味しそうなケーキが並んでいる!!と思ったら、緑が丘イオンの向かいにある、理容室ゴリスタさんのお隣りに出来たケーキ店「ラ・シエスト」さんのなんですってー!
食べログ⇒ http://tabelog.com/chiba/A1202/A120204/12031983/

↓ なび長男は抹茶アイス。
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さてさて、話を戻しまして・・・入館したところから。
新しい建物の良い香りー!
ここ、都内の施設!?って思っちゃうくらい、八千代らしからぬ?すっごいおしゃれな空間です。
真っ白な壁の一角にシンプルな中庭が見えるんだけど、それが丸見えじゃなくて透けガラスで白のグラデーションがかかって。
空間の広がる演出が素敵すぎ!

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八千代市市民ギャラリーって、どういう風に使うんだろう?って謎だったんですが、最初に提案されていたとおり星襄一さんの版画が常設展示で公開されているほか、小さな展示室やフリースペースで、いろんなワークショップが開催されているんです。
事前予約なしで、その時間に集まった先着順で参加できる講座タイプや、好きな時間に参加できるワークショップタイプのものなどいろいろ。
なび長男は、「絵本の世界を紙芝居にしよう」というワークショップにくぎ付け!!
好きな絵本を題材に、いろんな素材を貼ったり、絵や色を描き込んだりして紙芝居をつくるというものらしく、さっそく参加することになりました。

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参加費は500円。首から下げるかわいいカードをもらえて、期間中いつでも何回でも参加できるそう!
声をかけると、奥の事務室まで案内されて、氏名や住所など簡単な申込書を書いて支払いを済ませました。
支払いに関しては、すべてこの事務室で行うそうです。
(実は次の日、なび次男を連れて行ったんですが、講座の場所で支払いを済ませることができました。ここら辺の運用は今後調整されそう?)

こういったイベントは、当面はオープニングイベントとして企画されていますが、今後も常に開催していく予定だとか!パッときて、いつでも何かに参加できる環境が近くに整っているなんて!!
今まで八千代にこんなとこあった?!

↓ 明日はスケッチ教室もあるんだ!
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そんな誘惑を抜けると、いよいよ奥に見えるのが図書館!!
すぐ左には、ガラス越しに子ども向けの書籍スペースがみえます。
素敵すぎる!!
素敵すぎる!!

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そして、こちらが図書館の入口!

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出入り口のゲートを抜けると(このゲート、通り抜けるたびに緑色に淡く光るの。人数のカウント?未貸出本の管理?どっちかしら?)、右には本の返却口があります。
今まではカウンターへ直接持ち込んだけど、ここは1冊ずつ中に入れて返すんですって。
CDやDVDは直接カウンターへ返却します。
返却口へ入れた本は、中ですぐに返却手続きをしてくれているそうです。

ちなみに、出入口のすぐ右側にも返却用のブックポストがあり、一応閉館時じゃなくても利用できるそうですが、回収時間が決まっているので「返却期限が過ぎてる本を返した後にすぐ借りたい!」なんて時に入れてしまうと、次が借りれないかも!
※ただ、車で来た方は少しの駐車時間でも料金が発生してしまうので、市は「駐車場ゲート前のロータリーに停車して、図書館入口にある返却ブックポストに入れてください」と促しているとのこと。本当はドライブスルーのように降りなくても返却できるものを用意する予定だったそうですが、オープンに間に合わなかったとか。

⇒7/2付東京新聞で記事になっています「八千代の中央図書館オープン 駐車場ちょっと止めても300円」


左側に曲がると児童図書エリアが広がります。
背丈が低めの棚には、たくさんの紹介本が立てかけてあったり、その本棚も面白い形になっていて、どこかのセンスの良い本屋さんのような、あそび場のような、とにかく子ども心をくすぐるレイアウト!!
大人が通り抜けるには低すぎる棚に囲まれた、迷路のような棚にちりばめられた絵本や児童書の数々。わかったさんやこまったさんのシリーズの充実具合にビックリ!
通路の間には、大きなパステルカラーのソファーが置かれていて、とても素敵な一角です。

このスペースの中ほどには、こども専用のレファレンスがあるんです。
どんな本が借りたいのか、どんな調べものをしているのか、など、やっぱり大人のレファレンスには気軽に聞けないよね。いいわ、こういうサービス!

奥には「おはなしのへや」があって、丁度おはなし会が開催されている最中でしたが、そちらの様子もガラス越しで見えるので、閉鎖的じゃないし外からパッとみて子どもたちも参加しやすそう!
子どもテラスもちらっと覗きましたが、なにやらシャワーなどの水設備が・・・(しかもデザイン性の高いかわいいコーナー!)。
パンフレットには、天気の良い日は外にテーブルが出て、外で子どもたちが本を読めますとありますが、イベントも企画されているみたい!(ちらっと聞いたところだと、なんか絵が描けるとか何かデザイン的なイベントに使われるとか??定かではないんですけど・・・)

一般図書コーナーの間に、本当にたくさんあるのが椅子とテーブルのスペース!!
グループで使えるタイプだったり、気楽に一人でつかえるタイプだったり、その形はさまざまで、とにかく数が多い!!
びっくりすぐほど多い!!!
雲形テーブルには、高学年くらいの子どもたちが資料をみながら何か作業をしてるし、もっと小さめな丸テーブルでは、ドリルを持ち込んだ子どもたちが、宿題かな?勉強しているし。
本を読む子、お母さんを挟んで勉強会になっているファミリー・・・と、もう、まさに、八千代の学習の場って感じです。

新川が見える窓辺には、ずらーっと読書席が並んでるんですが、ひとつひとつにちゃんと手元用のライトがついてるんですよ!!しかも、座るとどこからともなく、鳥の鳴き声や川のせせらぎが聞こえてくる・・・!!!

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なあにここ!?ほんと、めっちゃいいじゃん!

そうそう、パソコンの持ち込みは第2学習室以外はどこでも使用してよいようです。
電源を使う場合は、第3学習室。各テーブルの下にコンセントがありました。
この第3学習室は図書館の一番奥にある階段を上がったところにあるんですが、陸上競技場を見下ろす景色が広がっています。
学習室には音が無いので、シーン・・・とした無音の空間。
私は少しざわついたところの方が落ち着くので、川の読書席(反対側は森の読書席になってる!)に入り浸りました。

第1と第2の学習室も、川の読書席も、どこも大きな窓に向かって机があるので、勉強がはかどりそう!!!
7月以降、やちなびの更新頻度が増えたら、あー、なび子は図書館浸りなんだなぁと思ってください。


本を借りたのですが、自動貸出機があるんです。
これがまたすごい!!
@借りたい本を前にある青いボードの上に「全部重ねる」。
A図書利用カードのバーコードを読み込ませる
B借りたい本の冊数をタッチパネルで入力する
すると勝手に、全部の本の名称が出てくるんです!!!
どこで読み取ってるの?!
どんなシステム!?
それでOK押せばもう借りられちゃうんです。

どんな作りになってるの、これ??

数時間だけの滞在でしたが、下校後の小学生が子どもたちで来ていたり、帰り際に中高生らしいお兄さんたちが来館していたりと、まさに文化的な施設というに相応しい様子で一杯でした。
ちょっと外構の草ボウボウが気になりましたけれども、今後また整備されていくのでしょう。

ホントに、とっても良い施設が八千代に出来たわ!!
有り難く沢山利用させていただきます。

●八千代市立中央図書館 047-486-2306
●八千代市市民ギャラリー 047-406-4116
千葉県八千代市村上2510番地(地図⇒アクセス詳細はこちら
(電車)東葉高速線「八千代中央駅」下車徒歩約15分、「村上駅」下車徒歩約10分
(バス)東葉バス 行き/八千代中央駅発⇒村上橋下車〔米本団地行(宮内経由)〕、帰り/村上橋⇒八千代中央駅〔八千代台駅行き・八千代医療センター行き・八千代中央駅行き〕
※どちらも所要時間は約5分。
【開館時間】図書館/10:00〜19:00(火〜金)、9:00〜18:00(土日祝)、市民ギャラリー/9:00〜20:00
【休館日】月曜日(祝日のときは翌平日)、年末年始
※図書館は、館内整理日と特別整理日は休館になります
【駐車場】有り/260台・有料「県立八千代広域公園駐車場」
※県民の日(6月15日)のみ無料
【ホームページ】http://yachiyo-library-gallery.jp/

〔関連レポート〕
2015年4月10日 県立八千代広域公園の図書館もうすぐ・・・(八千代フォト)
2012年12月26日 「八千代中央図書館&市民ギャラリー」の詳細情報と八千代市財政について
posted by やちなび子 at 17:52| Comment(0) | 八千代の施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月22日

八千代市の図書館めぐり〜緑が丘図書館

八千代市に10年も住んでいるのに、そういえば1回も市内の図書館へ行ったことがなかった!!と、今更ながらに図書館めぐりを始めた私。一番最初に伺った勝田台図書館に引き続き、今回は緑が丘駅から徒歩5分ほどの場所にある「緑が丘図書館」へ行ってきました!

ここは八千代市内にある4か所の図書館のうち、最も新しく出来た施設で2004年にオープンしたばかり。今でこそインターネットの検索やパソコン利用の提供などがポピュラーになりつつありますが、当時はまだまだ全国の図書館でも珍しいITを取り入れた先進的な施設としてスタートしたそうです。
もちろん当時のままではなく、今はさらに充実したサービス提供を模索しているらしいので、そのあたりもお伺いしていきましょう!
※八千代市の図書館めぐり〜勝田台図書館レポートはこちら

緑が丘図書館は「緑が丘プラザ」という建物の1階〜3階にありまして、4階と5階は公民館として機能しています。駐車場は1階に9台分、高架下にある敷地外駐車場に12台分用意されているのですが、公民館と共用で台数も限られているので、駅から歩いてきたほうが確実。
徒歩4分ほどですが、駅から続く2階レベルの歩道を進めばあっという間に到着!

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・・・さーて、どこが入口なんだろう?
何しろ、ここにそういう施設があるというのは知っていたものの、こんなに近くまで来るのは初めて。やや挙動不審気味に外観を眺めていると、図書館の向かいに広がる“スポーツの杜公園”で遊んでいた子供たちが、外階段を駆け上がっていくのを見かけました。
あの階段が図書館の入口なのかと建物の前まで歩いて行きましたらば、発見!立派な1階正面口。

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館内の案内図を見やると、一般向けの図書室が3階、そして2階は児童図書室があって、さきほどの外階段は2階とだけつながっているようです。なるほどー、こんな立派な建物だけれど、小学生くらいのお子さんでも外階段を使えば気兼ねなく立ち寄れそうですね。
正面口のある1階は、入って斜め前に管理室や自習室があるためか、かなりシーンとした雰囲気。さっさと右側にあるエレベータ(奥に階段もあります)を使って3階の一般図書室へ!

フロアの雰囲気は・・・と紹介していこうかと思ったのですが、緑が丘図書館ならではのポイントを念頭に置いたほうが伝えやすいので、まずは図書館の方から伺った見どころからご紹介していきましょう。

ポイント1/調べものなら緑が丘図書館へ!
今まで市内各館がバラバラに図書を購入し、資料なども分散して持っていたそうなのですが、それぞれで中途半端に資料を持っていても調べものをする場合は不十分で、複数の図書館をまわったり、ほかの図書館からいちいち本をリクエストしなければならないという状況にありました。また、良い資料も生かされることなく各図書館に眠っている場合も多かったので、利便性を考慮し、市内に分散された資料をここ緑が丘図書館へ集約したのだそうです。

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そのため、今まで勝田台図書館に書籍保存室を設置しておりましたが、新たに電動書庫を緑が丘に設置したことで4万冊もの収納スペースが生まれました。ここには、文献のような本ばかりではなく、歌謡曲の雑誌なども保管されています。
「特に古い歌謡曲の楽譜が載っていたりするものは保存しています。他にも、ハローページも全国のものを最新版で取り揃えて、随時差し替えています。ちなみに、今は個人情報保護法の関係で古いものは処分せずにNTTへ返却しているんですよ。」

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この保存室には、新聞の縮刷版までずらっと並んでいます。ですが、市販されているものは東京版なので、地方記事は掲載されていません。それを補完するために、わざわざ図書館で新聞を切り抜いて、ずっと保管してきているんですって!しかも調べやすいようにオリジナルで索引も作成されています。
さらに、八千代市に関する記事だけを抽出した資料まで自作されていました。こちらは市内全館でコピーを所有しているので、緑が丘図書館以外でも閲覧することができるようです。ちなみに、この資料は一般図書室に置かれているので気軽に手にとれますし、見出しやキーワード別に索引も作ってあるので、大変調べやすい仕上がりになっていました。

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こうして資料を市内図書館から集約したことで、色々なメリットも生まれました。
今までは各館それぞれで購入していた年鑑なども買いそろえる必要がなくなったため、その分の予算が他の書籍にかけられるようになったそうです。また、今まで等分されていた予算を工夫することで、今まで手が出せなかった高価な書籍や資料なども購入できるようになったんですって!
「この本は、10万円以上もする高価なものなんですよ。」と教えてくださった分厚い資料、それが普通に本棚へ並べてあって、誰もが手に取れる状態になっているんです!
そんなに高価な本があるなんて今まで思いもしなかった!!これから資料を手に取る時は、手袋をはめたくなります・・・。

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「あらゆる資料関係を緑が丘に集約したわけではないんです。郷土資料については、市内で一番古い図書館である大和田図書館にすべてを集約しましたから、こちらに置いてある郷土資料は、さわりのポピュラーなものばかりで、冊数もごくわずかです。」
このように図書館ごとに役割分担をすることによって、今まで出来なかったサービスの充実化を図ることにつながったんですって。

ポイント2/レファレンス業務の充実
他に担う役割として、ホームページの維持などの電算関係、そして充実したレファレンス機能があります。
他の図書館でも、図書について相談したりできるレファレンス機能はあるのですが、場合によっては緑が丘図書館から回答するケースもあるようです。それだけ専門的にレファレンス業務に職員の方が特化できるということは、人員的に他の図書館よりかなり多いのかしら?
「職員の人数は現在5名のみです。他の図書館との違いといえば、貸出管理などの窓口業務全般を丸善に委託しているので、この人数でもレファレンス業務やイベント関係の充実化に取り組むことができているんですよ。」

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カウンターに設置されたパソコンには、レファレンスへの質問と回答内容が一覧で入力されていました。少し拝見させていただきましたが、大学生からレポートの内容について質問があったり、会社勤めの方から専門用語の質問があったりと、内容は本当に幅広くさまざま!
「レファレンスの役割というのは、直接答えをお伝えすることではありません。回答への道筋となるような、関連図書を紹介することです。けれども、的を得た回答をするには自分はその内容を把握しなければなりません。そのため、レファレンスはその都度、四苦八苦しながら色々と勉強する必要があるのです。」

最近はインターネットの普及で、用語についての質問は減ってきたそうですが、歴史に関する事柄などネットでは調べきれないこともまだまだ多く、やはり最後は書籍頼り!
とはいえ、どうやって調べればよいのか検討もつかない利用者も多いようで、レファレンス業務の内容はどんどん幅広く、さらに専門性の高い内容を求められてきているようです。中には、レポートの課題に与えられた「環境」について知りたいというような、漠然とした質問も少なくないそう。
「こうした質問には、まずその単語の意味を百科事典などで調べることで概要をつかんでもらい、その中から自分の興味が持てる事柄に絞って調べていくことをポイントに、図書館の活用方法をお伝えしています。レファレンスを利用されない学生さんの中にも、こうした書籍の調べ方を知っていれば参考になると思いますし、“環境”など取り上げられやすいテーマについては調べ方のポイントをまとめた紙を置いて、図書館をフル活用してもらえるよう工夫していければと考えています。」

ほかにも、本を執筆する際の裏付けとして本を探している方がレファレンスを利用する場合もあるんですって。こういったケースでは、市内の図書館ではなく、長崎図書館など地方図書館や大学図書館、さらには国会図書館にのみ保管されている資料なども多く、そのコピーを取り寄せてお渡しするといった対応までなさっているようです。

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そんなポイントを踏まえて、実際に一般図書室をまわってみました。

まず気になったのは参考図書コーナー!
他の図書館と同じような一般図書はもちろん用意されていますが、3,000冊以上もの辞書や辞典、白書などが集められた専用の一角が用意されているんです。こうした資料が、緑が丘図書館内には書庫に保管されているものと合わせると、一般図書の1割以上(7,000冊以上)にものぼるそう。もしこのコーナーでお目当ての資料が見つからなくても、レファレンスに問い合わせてみるといいですね。

さらに、なかなか探しにくい新聞記事などの情報を、パソコンで効率よく収集できるツールまで用意されていました。これは、日経テレコン21や朝日新聞のDB「聞蔵」、官報情報サービスといった「有料データベース」のことで、個人で利用しようとすれば閲覧するのに1記事あたり50円、PDFで新聞記事をそのままの状態で閲覧すると100円ほど負担しなければなりません。これを図書館では月額料金で購入していて、閲覧者に無料で提供しているのです。

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オープン当時は、図書館にこうしたインターネットを取り入れた図書館というのは少なかったようで、有料データベースの閲覧が出来るというのは県立図書館クラスなんだとか!
この情報は、希望する方にはコピー代はかかりますがプリントアウトもさせてもらえます。

他に目新しく思えたのが「就職・資格検定・起業コーナー」。
資格の取り方に関する本だけではなく、参考書までいろいろ取り揃えてあるというのは、今まで見かけたことがなかったような・・・。
「そうなんです、今までは資格の取り方だけは図書館で情報が得られても、図書館ではその勉強までは出来なかったわけです。こうした参考書などの学習書籍は、結構価格が高かったりしますし、思い立ってすぐ勉強を始められるということにもつながるのでは?
検定に向けて勉強するわけですから、なるべく新しい過去問題集を購入しなおすよう気を配っています。また、今以上に起業・ビジネスに関する本も導入していく予定です。」

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印象的だったのは、“八千代市の図書館として、ただ本を借りる場所だけではなく、市の活性化サイクルに入りこめるようなあり方を模索している”という言葉でした。起業に関する書籍を活用してもらって、八千代市で実際に企業を興し、お店が繁栄することで八千代市へ還元されていけば、確かに“単なる図書館”という位置づけには終わりません。
まだ試行錯誤の段階だとおっしゃっていましたが、こうした意識で図書館を運営されているということに驚き、またそういった目で図書館を見てみると、確かにいろんな工夫が施されていることに気が付きます。

例えば、ノートパソコンの貸出サービスもそのひとつ。
退職された方が、再就職で履歴書を作成する際にパソコンが必要になることもあるそうで、そうした方が無料でワードやエクセルを利用できるよう準備してあり、プリントアウトも紙を持参すれば10枚程度までサービスしているんですって!

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ちなみに、自分のパソコンを持ち込むことも出来ますし、インターネットに接続できる専用コンセント付きビジネスコーナーも設置してありました。こちらの利用は午前・午後の2部制になっています。
また、インターネットの利用ということであれば、メールのやり取りやページのコピーなどはできませんが、館内に常設されているネット利用端末も使用することが出来ます。使用する場合は、カウンターで利用券を発行してもらう必要があり、高校生以上の方で1日1回1時間以内という利用制限があるのでご注意を。

そうそう、こんなサービスまであるのにはびっくりしました!
新聞の閲覧コーナーに、折り込み広告まで置かれているんです。
「今までは折り込み広告を廃棄していたんですが、中には割引券がついていたり、新聞をとっていない方が目に触れない情報が入っていたりしますから、自由に持ち帰れるようにしたんです。また、求人情報だけはファイリングをして、見やすくまとめてありますよ。」

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ほかにも、勝田台図書館にも設置されていた「ヤングアダルトコーナー」をこちらでも発見!
児童書は卒業したけれど、一般図書を利用する際のきっかけとしても入りやすいコーナーです。ここには10代をターゲットに、身近な話題を取り上げた書籍がずらり。その頃に抱える心の問題や生き方について、また進路に関する本や、スポーツ・社会や物事を知るための1冊などなど、名作から今話題の図書までが、幅広く取り揃えてありました。
同コーナーの一角には、「八千代緑が丘図書館ヤングアダルト通信」という実際に市内中学校の生徒さんがオススメの書籍やその感想、季節の話題などを自作イラストを織り込んで仕上げたプリントも置かれています。同じ年頃の人がどんな本を読んでいるのか?これを参考に新しい本を手にするのも面白いかもしれませんね。

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緑が丘図書館には、スポーツの杜公園を見降ろした位置に「ブラウジングコーナー」というちょっとくつろいで雑誌などを閲覧できる場所もあります。新聞12誌、雑誌約160誌からお好きなものを選んで、肘付きのソファーやテーブルでゆったり過ごせます。

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雑誌は発売日当日に、図書館のホームページからネット予約がぱぱぱーっと入るそうですので、気になるものはお早目にチェックを!(→図書館の書籍詳細検索ページはこちら
新しく入荷した一般書籍については、新着紹介の棚へまずは並べられうそうなので、こちらもチェックです。ちなみに、ここの本は大抵すべて借りられていくそうで、本棚へ戻すのは返却時なんだとか。

市内で唯一のコーナーといえば、DVDやCDを視聴できるAVコーナーも外せません。他の図書館からでも、リクエストをすれば借りることは出来ますが、棚から直接CDを選んだり、館内で見たり聞いたりできるのはここだけ!

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ディスカバリーチャンネルや戦争関連の映像など、本では得られない情報を映像から知ることができるというのもミソ。国内外の映画やドキュメンタリーなど約400タイトルが登録されている常設DVD機器から、1日1本まで自由に選んで視聴できます。通常は電源が入っていないので、利用するにはカウンターへ声をかけると、整理券とヘッドホンを貸してもらえますよ。
この日も、兄弟で仲良くひとつのDVDを囲んでいる様子が見られましたが、ヘッドホンは複数差し込むことができるようです。管理用のパソコンで制御されていてリモート操作も対応しているので、もし操作がわからなくても、指定すれば画面を出してもらえるそうです。
貸出用のDVDには、なかなかレンタルDVD屋さんには並ばないようなドキュメンタリーものも、多くリストアップされていました。

AVコーナーには、DVDのほかにも音楽や演芸などのCDがあります。
DVDは盗難防止のために別に保管してあって、貸出リストから選んでカウンターへ申し出るのですが、CDは棚に並べてあるので直接手にとって選ぶことが出来ます。ちなみに、最近の人気はJ-POPでも洋楽でもなく、演芸の列に並べられている“落語”のCDなんですって!

DVDやCDは本と同じようにカウンターで借りられますし、返却期限も同じく2週間ですが、借りられるのは2点までで、貸出対象は中学生以上という制限があるのでご注意を。


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雑誌などが置いてあるブラウジングコーナー以外のテーブルなら、一般図書室を利用して持ち込みで勉強することも大丈夫だそうですが、ガッツリと集中して勉強したい!というにオススメなのが、1階の自習室。
利用者層は中学生や高校生など受験を控えている学生さんが多いようで、平日は満席になるほど!中学受験を希望している小学生が利用することも多いそうで、大人顔負けな集中力で頑張っているんですって。自習室が使いたくて塾に通うという話をよく聞きますが、ついリラックスしてしまう自宅で勉強するよりも、こういった場所のほうが効率良く集中出来るのかもしれませんね。

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「本当は個室感覚になるよう、パーテーションを立てることも考えていたのですが、閉館時などに別の目的で利用できるようにと、あえて長テーブルを置いた塾の教室タイプの自習室にしました。3人掛けのテーブルではありますが、ノートなどを広げて勉強しやすいように、整理券は一つのテーブルに2人というカウントで配布していまして、全部で28名が座れるようになっています。
もちろん勉強だけではなく、図書館の本を持ち込んでご覧いただくこともできますよ。」

自習室は無料で利用することができますが、勝手に入って好きなだけ使えるわけではありません。午前と午後でそれぞれ整理券を配布しているので、3階一般図書室のカウンターへ事前に取りにいくシステムになっています。
この整理券は席と連動しているので、好きな場所を選んで券を取ることが出来ます。また、午前の利用時間は9:00〜12:50まで、その後10分の間に掃除を行ったあとに入れ替えられ、13:00から平日は18:45まで、土日祝は16:45まで利用することができます。
基本的には午前午後を通して利用出来ませんが、午後の整理券配布が12時から開始されて13時の時点で空きがあれば、また整理券を受けとった上で午後も再び利用することは可能だそうです。

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さてさて、そんな学びの雰囲気満載な3階一般図書室や自習室から一転して、2階の児童図書室はとっても和やか!
幼児〜子供向けの絵本や児童書、中学生向けの図書などが置かれているこちらのフロアでは、子供でも一番上の棚まで十分手が届くように本棚がかなり低く設置されています。また、各棚に並ぶ本の種類を紹介した見出しも、一般図書室に比べて分りやすく、より具体的な仕分けになっていました。

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さらに、図書館全体で設置されていましたが、誰でも自由に出入りできる施設ということで、防犯カメラやベルがいたるところにありました。その様子も2階の事務室内にあるモニタで常時確認されていますので、子供だけで図書館を楽しめるよう安全にも配慮されたつくりになっています。

2階のエントランスには、飲食もOKの自由に使えるスペースもあるんです。見かけたときには、小学生の子供たちが集まって、春休みの宿題なのか、何やら一生懸命勉強していました。
一般図書室と一緒だと利用しづらいという子育てママにも、2階なら気軽に集まって楽しめそうですね!

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楽しめるといえば、緑が丘図書館では定期的にイベントが行われているのですが、この日も子供向けのイベントが2つ開催されていました。
2階児童室の奥に専用スペースがあって、靴を脱いで入る部屋になっています。ここでまずはブックカバー講座が行われました。予約制のイベントでしたが、丁度春休み中ということもあってか満員の盛況ぶり!

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前に立って教えてくれる先生1名と、子どもたちのそばで教えるサポート役の職員の方が2名の計3名の方に見守られながら、小学校低学年〜中学年くらいの子供たちがテーブルを囲んで真剣に作業を進めていました。
「練習用に用意しました白い紙で、まずはブックカバーの折り方を練習してみましょう。出来上がったら、好きなスタンプを押したり、パンチで型抜きした折り紙を貼ったりしてデザインしていきますよ。練習が終わったら、本番用の和紙で好きなように作ってみてくださいね。」

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ひとつひとつの折り方を、ゆっくり丁寧に指導していく先生について、今日集まった女の子たちはおしゃべりもせず必死で折っていきます。そして1時間後、皆さんとっても上手に出来あがりました!
こうした楽しい工作を通じて、丁寧に本を扱う気持ちも芽生える素敵なイベントでした。

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さらに、15:40からは毎月定期的に開催されているお話会も行われていました。こちらは予約制というわけではなく、その時間に合わせて子供たちが集まってきているようです。4歳〜を対象とした内容で、まずは5〜10分程度の素話で興味を引き込み、それから絵本を読んで、その絵本の紹介をするといった30分程度のイベントです。

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もう少し小さい2〜3才児を対象としたお話し会も、こちら緑が丘と大和田の図書館で毎月不定期に開催されています。それにはお母さんも一緒に参加できて、手遊びやわらべ唄などを楽しみ、それから絵本を読んで、お母さんにその絵本の紹介などをするそうです。

こうした子供向けのイベント以外にも、月いち程度で大人向けのイベントも企画されています。例えばこの4月は折り紙講座が開かれて、6名ほどの募集で鯉のぼりの飾りをつくるといった内容だったそうです。
「折り紙の本も数多く図書館には置いてありますが、やはり実際の折り方を指導してもらいつつ作ってみないことには、どうしても分らない部分も多いですよね。このイベントに合わせて折り紙の書籍を紹介したり、図書とのリンクも踏まえた企画を、今後も少なくても月1回は行っていきたいと考えています。」

※市内図書館のイベント情報はこちら/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/modules/eguide/

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この折り紙講座の講師には、季節ものの飾り作りに携わっていた職員の方が担当し、限られた予算の中で興味を持ってもらえる企画作りに励んでいらっしゃいました。そのために、ボランティアの方々にも協力していただいたり、市内にお住まいの方にも色々な形で参加してもらっているようです。
「今は、講演会タイプの“図書教養講座”と、図書館の利用方法やホームページの閲覧方法、操作方法などを具体的にお伝えする“図書活用講座”という2パターンのイベントも企画しています。
平成17年11月に開催した図書教養講座では、病気に関する本を執筆された方に直接お越しいただいてお話をお伺いしました。限られた予算で実施できたのも、八千代市内にお住まいの作家さんで快くご協力いただけたということがありました。また、図書活用講座でパソコンに触れていただく機会をつくるために、同じ建物内にある公民館のスペースを借りるといったこともしています。」

今後は、どうしても図書館の利用が少ない世代の高校生〜大学生向けの講座も開いて、活用方法を伝えていく機会を作っていきたいとのことでした。中学〜高校生くらいになると、どうしても勉強時間に重点が置かれて、読書をする時間というのが十分に取れなくなってしまうというのが背景としてあるようです。それでも、本から得られる知識の重要性は、勉強に代え難いものがあると、図書館の方はおっしゃいます。
「幼児期〜小学生の時期は、頻繁に図書館を利用してくれますが、その時期に触れる図書というのは娯楽的要素が強い傾向にあります。そのあと、中学生になって利用率が減り、高校〜大学と進むに連れて、どんどんと利用率が下がっていくんです。大人の利用者で多いのは20代後半〜30代なのですが、その前がぽっかり空いてしまっているのが現状です。
受験には一見関係はないかもしれませんが、大人になってから読むのではなく、その年齢で触れた書籍によって、今後の進路の可能性を広げるチャンスもあると思うのです。例えば、星に関する書籍を通じて志望学部の選択肢が広がったり、感動する職業を見つけて進路を再検討したくなったり。娯楽としてではなく、人生の糧として本をもっと取り入れてもらえればと考えています。」

“娯楽”としての図書館から、自由自在に“知る”ことが出来る図書館へと利用のスタイルを移行できるかどうかは、知りたいことが自身で調べられるという“本を探す力”が左右するそうです。これを小学生や中学生のうちに身につけておけば、高校〜大学生になっても引き続き図書館を有効活用してもらえるはずです。そのためにも、高校生や大学生を対象とした図書活用講座イベントの実施や、地域の学校との協力体制を強めていきたいとお話なさっていました。
そうそう、ちゃんと2階の児童図書室にも専用のレファレンス窓口や検索端末が用意されていて、大人と同じように図書館を“活用”する環境が整っていました。

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そんなお話を伺っている中で・・・ふと疑問。
ところで私は、きちんとお目当ての本を探せるんだろうか?

「よく子どもたちに本の探し方について紹介するときには、『奈良の大仏の頭のブツブツって、何個あると思う?』『下駄の数え方ってなんだろう?』など、その答えが分る本を探してきてもらったりするんです。なび子さんは、その場合どうやって調べますか?」

そうですねー、大仏に関する本を探したり、モノの数え方の本を見つけに行きたいと思いますが・・・。

「では、その本がこの図書館のどこにあるか分りますか?」

文化っぽい列を探してみようかと・・・あ、でも数え方はさすがにどこにあるのか、ぱっと頭に浮かばないですけれども、ごにょごにょ・・・。

「大抵、図書の見出しというのは内容を反映しているものです。なので、設置してある検索端末などを活用していただくのが一番手っ取り早いですよ。“検索キーワード”に、手にしたい内容を入力してみます。この場合でしたら、“奈良”と“大仏”とか、“数え方”などでしょうか。検索結果にはズラリといろいろな本が表示されると思いますが、そこからそれっぽい1冊を選んでみて、まずはその本がある分類をチェックして本棚へ向かってみることです。そして、その1冊にこだわることなく、その周辺にある本を手に取ってみることがポイントです。大抵関連図書がたくさん置いてありますし、自分が思いもしなかったような見出しの本に掲載されていることもあるでしょう。
そして、さらに大切なのは、本を手に取ったら目次や索引を見てみること、それでも掲載されているか分らなければパラパラと中を見てみることです。最近の傾向として、子どもたちは目的の本を手にすると、知りたい事柄が全部その1冊の本に掲載されていると思って別の本を探そうとしないことが多く、本を見つけると中を見ようとしないのです。
まず開いてみることを子供に伝えたいですね。1冊の本にすべてが載っているわけではなく、色々な本に関連の文章が載っています。それぞれをピックアップして自分の中で総合的に理解し、まとめていく力を養っていくことで、得たい知識を自在に手にできるようになっていくのです。」

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最後に、図書館の方からこんなコメントもいただきました。
「図書館では、どんどんレファレンスを活用して欲しいと思っています。レファレンスへ届いた質問によって、職員は一生懸命その回答を模索するわけで、その知識を糧に、さらに良いアドバイスが出来るように成長していきます。その街の図書館に良い司書がいるのは、良い利用者がいるからと言われるように、図書館を育ててくれるのは実は市民の方々なのです。
お腹痛くなったり、ちょっと風邪気味かな?というときに、私たちがとりあえず病院へ行ってみるのと同じように、困ったことがあったらまず図書館へ行ってみよう!というくらい日常的に図書館を活用してもらえるようになりたいんです。」

にこやかながらも、そんな熱い願いを語っていらした職員の方からは、単に図書館を維持するだけという脱力したオーラは微塵も感じられません。心から八千代市の図書館を良くしたいと考えていらっしゃるんだなぁと、感動するばかりでした。
なかなか子供が小さいとゆっくり図書館を利用する機会も持てないんですが、まずは児童図書室からデビューしていって、子供が「お母さん、これどういう意味?」とか質問するようになったら、一緒に調べに図書館へ足を運べたら・・・と思いつつ、緑が丘図書館をあとにしました。

同じ市内の図書館を2か所まわってきましたが、これだけ色々な違いがあって、さらなるお話が聞けるなんて思いもしませんでした。八千代市には、あと大和田図書館と八千代台図書館という2つの施設がありますが、馴染みの図書館とは違った楽しみを求めて、図書館めぐりを楽しんでみてはいかがですか?

●緑が丘図書館 047-489-4946
千葉県八千代市緑が丘3-1-7緑が丘プラザ1階〜3階(地図
アクセス/八千代緑が丘駅から徒歩5分
駐車場/有り・敷地内9台&敷地外12台(緑が丘公民館と兼用)
※出来るだけ公共交通機関をご利用ください。
開館時間/
一般室(3階)火〜金 9:00〜19:00、土日祝 9:00〜17:00
児童室(2階)火〜日・祝 9:00〜17:00
※ただし、7〜9月のみ児童室は平日18時まで開館
休館日/月曜日・館内整理日(1月〜11月の各末日、平成19年は12月21日〔年末の整理日は毎年変わります〕。ただし土日祝月に当たるときはその前の金曜日)・年末年始12月28日〜1月4日・その他特別整理期間
八千代市立図書館ホームページ/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/

〔関連レポート〕
2007年12月16日 八千代市の図書館めぐり〜勝田台図書館
posted by やちなび子 at 00:00| Comment(2) | 八千代の施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

八千代市の図書館めぐり〜勝田台図書館

最近、ようやく絵本の中身に興味を持ち始めたなび息子。

今までは読み聞かせてみても、ページをめくる動作に面白がったり、本を箱から出したりしまったりという遊び方しかしませんでしたから、音の鳴るような仕掛け絵本や、単純に大人目線でかわいいと思ったキャラクターの本ばかり買っていたのですが・・・そろそろ「質」にこだわった絵本選びが必要なのかも。

豊かな文章表現だったり、挿絵がすばらしいとされる、いわゆる「良い絵本」は本屋さんでも山のように紹介されていますが、そういう良質な本って、結構なお値段がするんですよね。年末ジャンボでも当たれば目につくものを端から買いまくれるかもしれませんが、そういうわけにもいかぬが現実。
うーん、どれがなび息子のウケがいいだろう??
どの本がいまのなび息子にとって良い本になるんだろう??
何冊も手に取り手に取り、迷う迷う。

そんな話をママ友達にしてみたんですが、目からうろこが落ちるような一言が返ってきました。
「私は図書館をよく利用してるよ。色々な絵本が沢山借りられるし、ついでに自分の読みたい本や雑誌も選んだりできるし、結構面白いのよ。」

・・・おお、そうだった!
こういう時こそ、図書館を利用すればいいんだ。

八千代市内には、現在「勝田台」「緑が丘」「大和田」「八千代台」の4ヶ所に図書館が設置されていますし、皆さんもご自宅近くの図書館に足を運んだことがあるかと思いますが・・・そういえば私ったら、まだ八千代の図書館ってどこも利用したことが無いんだった!
それこそ場所も分からなければ、利用方法も知りません・・・。

中学、高校時代は、当時住んでいた地域の図書館へ頻繁に出入りしていましたが、八千代に越してきた大学〜社会人頃には、めっきり図書館に縁遠くなっておりまして・・・。
思えば、本が読みたいときは書店へ行くし、調べものはパソコンで済ませてしまったりと、いつの前にか「図書館へ行く」という選択肢が自分の中から消えていたんです。

よし。ここは一念発起、八千代市の図書館めぐりをしてみるか!

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記念すべき一ヶ所目は、八千代市勝田台市民文化プラザ内にある「勝田台図書館」。駐車場は市民文化プラザと共用になっていて、台数もかなり限られているので、隣接している100円パーキングへ駐車しました。目の前にはバス停もあるし、勝田台駅にもそんなに遠くないので、次は電車で来ようかな・・・。
図書館は、橋のような通路を渡った先にあるプラザ1階の、入ってすぐ左手にありました。

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なんだか学校の図書館を思い出すような、落ち着いた雰囲気です。入ってすぐ左に新着図書や雑誌がちょっとオシャレな感じで置かれていますが、通路を挟んだ右側からは背の高めな書籍棚がずらーり。
左奥の一角は、絵本や子供向けの本が集まっているようです。

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正面奥に、貸出・返却を行ったりするカウンターがあるのですが、すぐ右側には座ってゆっくり本などを閲覧できるテーブル席が設置されています。緑が丘図書館などは学習スペースが専用に設けられているのですが、勝田台図書館ではここのテーブルを学習スペースとしても解放しているとのこと。
それ以外にも絵本コーナー内にテーブルが置かれているものの、あまりゆとりのある広さではないため、通路の空きスペースなどを利用してところどころにイスを用意して、少しでも多くの方がゆっくり図書館を楽しめるように工夫しているそうです。
館内の様子も気になるけれど、まずは一度も利用したことのない身です。図書館の利用方法を伺ってみなければ!!

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貸出窓口などとは別に設けられた案内窓口で、初めて利用するんですが・・・と伝えると、「利用券はお持ちですか?もしくは、過去に作ったことがありますか?」と確認されました。
市内の図書館を初めて利用する場合、まずは「利用券」を交付していただく必要があるそうです。この利用券は市内のどの図書館でも利用できる共通カードなので、既にお持ちの方は初めて利用する図書館であっても登録の必要はありません。

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利用券の交付は、このカウンターで手続きをするんだそうで、「利用券交付申込書」に氏名や生年月日、住所など必要事項を記入するよう差し出されました。この申込書と一緒に、本人確認が出来る身分証明書を提出すれば、すぐこの場で発行の手続きをしてくれます。
ちなみに、身分証明書は、免許証や保険証、学生証、自分宛のハガキなど、住所確認出来るものであれば大丈夫。なお、中学生以下の場合は信用ベースだそうで、身分証明書を提出する必要はありません。

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職員の方が登録作業を済ませると、すぐにカードを交付してくれました!間違いのないよう、渡されたすぐその場でカードに名前を書いて完了です。一度発行された利用券に有効期限はありませんが、5年間一度も利用しなかった場合は、自動的に無効になってしまうそうなのでご注意を。

初めて利用する人には、職員の方が借り方などの説明をしてくれます。頂いたパンフレットを手元に、色々と丁寧にお話をしてくださいました。
「本は何冊でも借りることが出来ますので、借りたい本と利用券をカウンターまでお持ちください。貸出期間は2週間となりますので、それまでに返却カウンターへお戻しください。閉館後や休館日(月曜や月末の館内整理日)なども、外にブックポストを設置しておきますので、そちらに返却することができますよ。」

本のほかにも、DVDやCD、ビデオを借りることができるのですが、ここ勝田台図書館には置いてありません。その場合はリクエストすれば良いそうです。
「DVD・CDは緑が丘図書館、ビデオは八千代台図書館にのみ置いてあるのですが、一日一回物流便を巡回させているので、リクエストをしておけばどの図書館でも受け取れることができるんですよ。返すのも、市内の図書館であればどこで返却しても大丈夫です。もちろん、AV資料だけではなく本についても同じです。
もしお探しの本が市内の図書館に無い場合は、購入したり、絶版の本など入手困難なものでも市外の自治体から相互貸借するなどして、出来るだけご要望にお応えしています。なお、AV資料は図書館にあるものに限らせていただいてまして、ご返却についても、壊れやすいので必ずカウンターへお戻しいただいていますのでご注意くださいね。」

誰にも借りられていない場合は、翌日には別の図書館から本が届くそうですが、丁度貸し出されてしまっていつ届くか分からないケースもあります。・・・やっぱり、こまめに確認しに来ないといけないんですか??
「いえいえ!届いたらこちらからご連絡する仕組みになっているんですよ。予め電話かメールのどちらでご連絡するかをお伺いしまして、届き次第お知らせしています。」

予約方法は、カウンターなどに置かれた「リクエストカード」に記入するか、もしくは館内に設置された利用者用端末機、図書館ホームページ(http://www.library.yachiyo.chiba.jp/)、携帯サイトのいずれかから直接予約することもできるそうです。
※後者を利用する場合は、利用券の番号とパスワード(小学校5年生から発行可)が必要です。パスワードは利用券発行後、自分で館内に置かれた端末か、ホームページにアクセスして登録します。
→パスワード登録/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/csp/yplw/cal950.csp?Phase=651


こうした予約・リクエストや、図書館内にある本などを検索することができる機械というのが、こちらの端末機です。ちなみに、検索するだけならパスワードは必要ありませんので、まだパスワードを設定していない方や小学4年生以下であっても使用することが出来ます。

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タッチパネル式になっていて、探したい資料の種類(図書・AV・雑誌)のボタンに触れると、本などの名称か作者名から検索できる画面が表示されます。
試しに「あるはれた」と入力してみたところ、「あるはれたひに」という絵本が3件ヒット。題名にタッチすると、その本がどの図書館に置いてあって、現在貸出中かどうかなどが分かるようになっています。

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図書館では、本のあらすじや著者紹介などのデータを購入しているんだそうで、登録してあるものについては“資料の内容をみる”というボタンから閲覧することもできました!

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こうして検索した本を、実際に借りたい場合は、利用券番号とパスワードを入力すれば、この画面から直接予約ができるんです。また、この検索結果はレシートのような紙にプリントして、パスワードを持っていない方がリクエストカードに添えてカウンターに持って行ったり、職員の方に質問するときに利用したりすることが出来るようになっています。

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予約は1日に5件まで、一人あたり最大15件まで登録できるそう。そんなに登録することがあるかしら?なんて思いましたが、今話題の「ホームレス中学生」を検索してみたら、なんと予約が209件!!こりゃ、しばらく借りれなそうです・・・人気の本ばかりを予約すると、確かに15件は妥当な数字かも。予約のシステム、上手に活用したいですね。
ちなみに、平成13年12月から図書館のホームページで図書の検索・予約が出来るようになったそうですが、今年10月のリニューアルで、さらに予約の取消しや、携帯サイトからの予約手続きができるようになったそう!平日外出先から予約をして、ゆっくり週末に借りに行ったり・・・など、自分のライフスタイルの合わせた図書館の利用が、どんどん広がりますね!

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図書館の利用方法を教えていただいたあと、この勝田台図書館の特色についてもお伺いしてみました。

「市内4ヶ所ある図書館のうち、唯一ワンフロアーに全部の図書が納まっているというのが大きなポイントでしょうか。館内は、一般コーナー、児童コーナー、ブラウジングコーナーと大まかな区分けをしていますが、階を移動することなく子供も大人も同じフロアを利用できるというのは、いろいろな本に触れる機会が広がるという意味でメリットになっていると思いますよ。」

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191210-12.machi.jpg←クリックすると拡大表示されます。

とはいえ、ワンフロアーということで限られてくるスペース問題。そうした中で、いかに利用しやすい環境をつくるかに工夫を凝らしていらっしゃいました。
「特に絵本などは、表紙を見せるような置き方をした方が、興味を持っていただきやすいんです。スペース的に十分なレイアウトができないので、本棚の上などを活用した空間づくりを心がけています。」

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本の配置にも利用者の視点を配慮したつくりに。
例えば、特に人気のある料理や手芸など家庭関係の本は、すぐに目のつく入口付近に配置されています。また、自分や家族が患う病気について調べる方が多いそうで、医療や病気に関する本棚は、利用者が目につきやすい位置へ並べられていました。
「ただ、本を種類別に並べているだけでは興味を惹くことができません。そこで、書店のようにテーマを決めて関連図書を集めたりする工夫もしているんですよ。この“ヤングアダルトコーナー”も、取り組みのひとつです。」
入口からカウンターまでの通路沿いに設置されたその本棚には、職員の方が中学生〜高校生の方にぜひ読んでもらいたい!と思うような本が、集められていました。心の問題をテーマにしたものや、中高生が悩むようなことを取り上げた本、世の中の話を紹介するような内容のものなど、なかなか当時の自分だったら手に取らなそうなものまで置いてあります。
このヤングアダルトコーナーは、勝田台図書館のほかにも緑が丘図書館で設置されているとのことでした。

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また、一般向けにも毎回トピックスを決めて、関連図書を紹介するコーナーが設けられていました。例えば“アンデルセン生誕記念”にアンデルセンの物語を集めて展示するといったように、新聞記事などで話題になっているものを主に取り上げているそうです。こうした取り組みは、市内図書館のすべてで実施していて、トピックスが重ならないよう4館で調整をしているんですって!
ちなみに、この日に設置されていたのは、江戸東京博物館の会館15周年記念企画で夏目漱石をテーマに催しが行われていることに関連づけた「夏目漱石コーナー」。夏目漱石についての紹介とともに、著書や伝記的な本などが集められていました。

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図書館では、さまざまなイベントも行われているそうです。
例えば、子供向けの読み聞かせ。4歳〜小学校低学年向けの「おはなし会」は前各図書館で行われているそうで、ここ勝田台では毎週水曜日に2階の“おはなし室”で開催されています。また、より小さな幼児向けイベントも、大和田図書館と緑が丘図書館で行われています。
各館オリジナルのイベントも企画されていて、勝田台図書館でもボランティアグループの協力で「大人のための朗読を楽しむ会」が2ヵ月に1回催されているそう。

「年に1回のリサイクルブックフェアーも好評のイベントですよ。古くなった本や除籍した本、またこのフェアーに合わせて1ヶ月前位から市民の方々に本を寄贈していただきまして、それらを何冊でも無料で差し上げるというものなんです。今年は11月に八千代市教育委員会庁舎内の会議室で行いましたが、大雑把ながらも箱に分類をしまして、選んでいただきやすいようにしています。毎年秋〜冬の時期に開催していますので、来年はぜひご参加くださいね。」

※各図書館の最新イベント情報/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/modules/eguide/

職員の方に図書館の利用方法をいろいろお伺いしたあと、特に気になっていた絵本コーナーを見まわってみました。

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単にあいうえお順で絵本が並んでいるイメージしかなかったので、こうしてちゃんと0歳〜3歳向け、幼稚園年少さん向け、など対象年齢に合わせた絵本が揃っていることにびっくり!こんな風にまとまって置いてあると、私みたいにどんな絵本を選んだらいいのか迷っているママには、良い目安になります!

そのほかにも、大人向けには夏目漱石コーナーが作られていたように、子供向けの特設コーナーも!今月は動物がテーマになっているようで、動物園などで親しみ深いものから、イルカのような海獣まで、さまざまな動物の表紙が並んでいるのを見るだけで、子供でなくとも興味を惹かれてしまいます。

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一般図書の棚と隣接するあたりでも、子供が丁度手を伸ばしやすく、目を惹きやすい最下段には、小学校低学年に入るかどうかくらいの子供向けの本が陳列されていたりするのを見ると、絵本から一般図書へ少しずつ誘導するきっかけづくりとして工夫しているようにも見えます。
また、貸出図書のランキングを掲示することで、今まで読んだことのない本に興味を持たせるようにするなど、職員の方が利用者の立場を考えた図書館づくりをなさっているというのが、ひしひしと伝わってきました。

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「この勝田台図書館は、学びたい・本を読みたい・知識を得たいといった市民の方々に、心地がいいなと思っていただけるようリラックスした空間づくりを心がけています。陳列方法や本の紹介だけではなく、レファレンスとしての機能もどうぞお気軽にご活用いただければと思っています。お声掛けいただければ、どんな情報や資料が必要なのかを一緒に探すお手伝いをいたしますよ!もちろん、学校の宿題の直接的な答えになるようなことは答えられませんが、“こういう本に載っていますよ”という、知的欲求を引き出すきっかけづくりをサポートします。」
色々と説明をしてくださった職員の方は、最後にそうお話されていました。

一度も利用したことがなかったので、なかなか最初の一歩が踏み出せませんでしたが、利用してみると本当に簡単に借りられて便利ですし、何より本屋さんよりもずっと落ち着いて選べるこの空間!
何とも言えない“癒し”の感覚を覚えました。

今度は緑が丘図書館あたりに行ってみようかな。

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●勝田台図書館 047-484-4946
千葉県八千代市勝田台2-5-1勝田台文化プラザ1階(地図
アクセス/京成勝田台・東葉勝田台駅から徒歩5分
駐車場/有り・13台(勝田台文化プラザと兼用)
※出来るだけ公共交通機関をご利用ください。
開館時間/火〜金 9:00〜19:00、土日祝 9:00〜17:00
休館日/月曜日・館内整理日(1月〜11月の各末日、平成19年は12月21日〔年末の整理日は毎年変わります〕。ただし土日祝月に当たるときはその前の金曜日)・年末年始12月28日〜1月4日・その他特別整理期間
八千代市立図書館ホームページ/http://www.library.yachiyo.chiba.jp/

〔関連レポート〕
2008年04月18日 八千代市の図書館めぐり〜緑が丘図書館
posted by やちなび子 at 00:00| Comment(1) | 八千代の施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

「八千代市総合生涯学習プラザ」がオープン!

しばらく工事ラッシュだった八千代中央駅前も、次々とマンションや学校が竣工し、市民にとって唯一日常的に使えそうな「八千代市総合生涯学習プラザ」も4月1日(日)にオープンを迎えました。

この日はオープニングセレモニーのひとつとして、テープカットのほか元オリンピック選手の水泳デモンストレーション、ミニバスケ・バドミントン大会、演奏会などなど、色々な催しが予定されているということなので、早速見学してきました!

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入口は線路沿いの道路に面した側にあり、すぐ左隣にはこの春開校となる萱田南小学校が見えます。体育館やプールが共用ということもあり、学校とは通路で繋がっている様子。
ベビーカーでなび息子も連れて行ったのですが、階段とスロープと両方設けられていますし、入館口は段差もないのでスムーズに進むことができました。

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こちらが入ってすぐ正面のエントランス写真。左手にはラウンド型の受付、そして正面奥に見えるのがプールです。中ほどに電車の改札口のようなものがありますが、これはプールやトレーニング室を利用する方向けの入退室ゲート!ここを通過した先に更衣室があるそう。プールを利用する場合は更衣室の奥へ進めば良いそうですが、4階にあるトレーニング室を利用する場合は一旦ゲートを出て、エレベータを使って上がります。その際、トレーニングシューズなどの上履きのまま出ることが出来るので、最小限の持ち物で大丈夫なんだとか。

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この自動改札?のような入場ゲートを通過する際は、スイカやパスモのようなICカードを使用します。プールやトレーニング室など個人で利用する場合は、この自動販売機で使用料金を払ってカードを購入するようです(今日はまだ施設の利用は出来ないので手にすることは出来ませんでした)。
ちなみに、右側にある写真は駐車料金を払うための機械です。こちらは入館口のすぐ左側にありました。駐車場は有料なので、2時間以上利用した場合は30分毎に100円をこちらで精算することになります。

ゲートの前まで来ると、係りの方から「今からプールで水泳のデモンストレーションがあるので、ぜひご覧になってください!」と声を掛けられたので、まずはプールから見学することに。

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エントランスをそのまままっすぐ進んだ突き当たりに、ガラス越しにプールを見学できるベンチが2列ほどあります。
プールは温水になっていて、25メートルのコースが6レーンあるメインプール、さらに半円型の子供プールとジャグジープールが用意されていて、かなり広々した設備!(ただし、シャワールームはありますが、お風呂は無いそうです。)
プールサイドにも左側に9ヵ所もベンチがあるので、例えば子供を連れてプールへ来たお父さんやお母さんが座っていることも出来そうです。

プールに入る際は、水泳帽が必須。子供も利用することが出来ますが、肩が出ないような背丈のお子さんには親がついていることが条件です。
プールに持ち込んで良いのは、水泳帽・ゴーグル・タオル・ロッカーキーのみで、メガネも外して利用することになります。浮き輪の持込みが出来ないので、お子さんにはプールサイドに用意されている補助器具(白い腕にはめるスポンジ?のようなもの)を着用させるのが安心ですね。ちなみに、年齢制限は書かれていませんが、オムツをしているお子さんはNG。
この温水プールでは、水泳教室やアクアビクスなどのスポーツ教室も行われる予定だそうですよ!

この日は5月下旬のような暖かい陽気でしたが、さらに温水プールの熱気が見学ルームにも充満していて蒸し暑いくらいです。そんな中で、これから始まる水泳のデモンストレーションを今か今かを待つ人の中には、八千代市の豊田市長や市議会議員の方々も・・・。

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泳ぐのは、シドニー五輪で背泳ぎ5位入賞を果たした稲田法子さんです。プログラム通り10:30に、稲田さんがプールサイドへ登場!まずは豊田市長が、それから市議会議員の方々が、次々と握手を交わしていきます。
元オリンピック選手の泳ぎが実際に見られる機会なんてそうそうありませんし、ワクワクしながら泳ぎだすのを見守っていたのですが、何やら向こう岸でインタビューをしているのか、なかなか始まる気配もなく・・・。
なび息子がぐずり出す前に、館内を見学しておきたかったので、かなり後ろ髪をひかれる思いでその場を後にしてしまいました。

入場ゲートの対面にあるエレベータを使って、まずは一番気になっていたトレーニング室のある4階へ上がってみました。

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実は、市民体育館のような感じなのかなー?と思っていたんですが・・・これは軽く普通のジムみたいじゃないですか???昔浦安で通っていたスポーツクラブNASに似ている!と思ってしまったほど、そのマシーンの多さにビックリです。
トレーニング室はガラス張りになっているので、東葉高速線の線路や魚次方面のマンションの壁が見えたりします。外を眺めたり、上部に設置してあるテレビを見ながらバイクやウォーキングマシンなどの有酸素運動を行ったり、ウェイトトレーニングマシーンで鍛えたり、ダンベルで部分運動をしたり・・・と、フィットネスクラブで出来るひと通りのことが体験できます。
トレーニング室を入って左側は鏡張りになっていて、前にマットも敷いてあるので、ストレッチ運動を行うスペースも設けられていますし、受付カウンターらしきところには血圧計や体重計もあるので、ちゃんとチェックした上で運動を行うことも!

さらに、ちゃんとトレーナーの方もいらっしゃるんです。4月4日(水)からトレーニング室(や、プールなど他の施設も)を使用することが出来るのですが、まずは初回講習会を行うようです。マシンの使い方などをレクチャーしていただけますし、この日説明してくださったトレーナーの方によれば、「今後は個人個人に合ったメニューも作っていければと思っています。」ということでした。
さらに、格好とか持ち物とかのお話も伺ってみました。
「格好は、ジャージやTシャツなど、運動しやすいお好きな服で行っていただけます。あと、必須ではありませんが、汗を拭くタオルは持ってきていただいたほうがいいですね。ちなみに、マシンに付着した汗を拭き取るタオルは、各マシンに用意してありますので大丈夫です。飲み物は持ち込みOKですし、廊下にも自動販売機(値段設定は普通でした!ヴァームなんかもありました。)を設置しています。食べ物はダメですが・・・。」

これだけ充実した設備なのに、利用料金は2時間で500円!子供は半額の250円です。この2時間の間にプールもトレーニングジムも両方使うことができますし、延長した場合も延長料金(250円/1時間)を払えば大丈夫です。
もっと毎日、たくさん利用したい!という方にとってもおすすめなのが定期券です。1ヶ月5,000円(4歳〜中学生・65歳以上は2,500円)で入会費なども要りませんし、やっぱり続けられない・・・と思っても大した損額ではないので、スポーツクラブに通いたい!と考えている方にはおすすめかも。
さらに、平日17時〜21時と土日終日だけ利用できるという3,000円定期券もあるんです。よし!なび夫さん、これで一緒にダイエットだ!

トレーニング室よりもエレベータ側には、隣接して広いスタジオも用意されています。ここはバレエやエアロビクスなどのスポーツ教室が予定されているそうですが、ここも1回500円で受講できるんですって。スケジュールなどの詳細は5月頃に発表されるとのことで、まだ4月中は開催されないようです。

次にエレベータで2階まで降りて、体育館(アリーナ)を見学です。この時間は、10:20〜12:40まで開催されているミニバスケットボール大会が行われていました。

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ここは萱田小学校を彷彿とさせるような、学校の体育館そのもの。単に屋内運動場という機能だけではなく、ちゃんと正面奥には体育館の舞台?もあって、小学校で行われる行事などにもしっかり対応できるつくりになっています。広さは1,305uあり、天井も4階まで吹き抜けで作られているだけあって高い高い!
中に入ってしっかり見学・・・といきたいところでしたが、沢山の応援ギャラリーと熱気の凄さに、なび息子と一緒に入るのは難しそうだったので、残念ながら断念。ちなみに午後は同じアリーナで、13:30〜17:00まで八千代市バドミントン協会が主催した落成記念大会が行われたそうです。

同じ階には、楽屋付きの多目的ホール(274u)もありました。

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丁度11:00から八千代交響楽団による演奏会が行われるところだったようで、前には楽器が用意されていました。定員200名のかなり広めなホール、講演会などにも利用できるそうです。

3階は定員50名の研修室が2部屋(1つの研修室としても利用可)と、打ち合わせなどに利用できるクラブハウスが全部で4部屋あり、4/1から4/8までのオープニングイベント期間中は書道展が行われているということでした。
ちょっぴりぐずりだしたなび息子は連れて行けそうもないので・・・こちらも断念。

1階から4階までひと通り見れたし、トイレもキレイでオムツ替えの台もあったのを確認したし、よし!また後日トレーニング室を利用しにこよう、と1階へ。

降りて、ふと左を見ると・・・あ!稲田さんが泳ごうとしてる!?

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なーんと、あれから30分以上もお話タイムだったのか!
運よく見ることが出来たオリンピッキーなその泳ぎ、早すぎて連写でも追いつけない!!

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潜水で半分以上こちらへ進んできて、そこからバタフライでバッタバッタと猛スピード。最小限の水しぶきに、美しすぎるそのフォームに圧巻です。

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さらに、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールと、デモンストレーションが行われていきました。なかなかプロの泳ぎをこんなに間近で見ることもありませんので、これはこれはすばらしい機会を得ることができました。
ね、なび息子・・・!!え?もう限界ですか??お昼も間近、お腹空いたよね。

入館してきたときにはあまり分からなかったのですが、入って右側のスペースで、こちらも4/8まで八千代市華道連盟による生花展示が催されていて、一緒にお抹茶やお饅頭?をいただけるようになっているようでした。
通常は、生涯学習に関する情報をインターネットで閲覧できたりする「学習相談・情報提供コーナー」、またコピー機や印刷機、作業台などが利用できる「活動支援室」として利用されるスペースです。

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お茶請けにひかれながらも、「それは食べられないぞー!はやくご飯ご飯ー!!」的な目で訴えるベビーカーの彼に負け、そのまま退館いたしました。

来週の土日(4/7・8)にも、オープニングイベントとして以下のような催しが予定されています。
・4/7(土)15:00〜/ミュージカル「ぞうれっしゃがやってきた」(アリーナ)
・4/8(日)13:30〜/管楽オーケストラ演奏会・出前落語(多目的ホール)

想像していた以上に、キレイで使いやすそうな立派な施設。ぜひぜひ週末、見学してみては??

●八千代市総合生涯学習プラザ 047-487-3719
千葉県八千代市ゆりのき台3-7-3(地図)東葉高速鉄道「八千代中央駅」より徒歩5分
開館時間/9:00〜21:00
休館日/火曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)、年末年始(12/29〜1/3)
駐車場/有り(身体障害者用4台分を含めて95台)
駐輪場/有り(自転車・オートバイを含めて69台)
※駐車場は有料:2時間まで無料、以降30分毎に100円
問い合わせ/047-487-3719(施設の利用について)、047-487-3718(生涯学習について)
※ホームページ http://www.syougai.yachiyo.chiba.jp/
館内施設の詳細等について(八千代市ホームページ)
施設の各利用料について(広報やちよ4/1号)

【追加情報】
スタジオレッスンやプールでのレッスンを、セントラルスポーツが指導・運営することになったそうです。H19.5月現在のレッスンプログラムや、入会方法などをご紹介!(内容が変更される場合もありますので、詳しくは施設へお問い合わせくださいね。)


■フィットネス
エアロ入門&ストレッチ、歩く脂肪燃焼、ヨガ、腰痛・肩コリ改善ストレッチ、初級エアロビクス、ナチュラルヨガ 他
※フィットネスメンバーコース料金
(シングル)月会費4,200円+500円/回 または 1ヶ月定期券5,000円
(イブニング&ホリディ)月会費3,150円 +500円/回 または1ヶ月定期券3,000円


■スイミングスクール
幼児コース(3歳〜年長)、児童コース(小学生)
※料金(両コース)
月会費5,775円+250円/月 または1ヶ月定期券2,500円
※各コースとも定員有り


※入会には、入会金(フィットネス5,250円・スイミング3,150円)、月会費2ヶ月分、会員カード発行手数料(フィットネス3,150円・スイミング1,050円)、写真1枚(タテ3cm×ヨコ2.5cm)、口座振替依頼書(クラブにて配布)、指定金融機関の届出印・通帳、教材費・指定用品代(スイミングスクールのみ)が必要。
※入会していない方でも、施設利用料に+525円で希望のスタジオレッスンが1回受けられます。
※セントラルスポーツHP/http://www.central.co.jp/index.html
※プログラムの詳細や入会問い合わせ/047-487-3719(八千代市総合生涯学習プラザ)
posted by やちなび子 at 00:00| Comment(5) | 八千代の施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする